英国版中古車のすゝめ オースチン・アレグロ コンパクトカーのほろ苦い過去

2019.11.10

サマリー

悪評にさいなまれたのは過去のもの。21世紀に生きながらえるオースチン・アレグロは、興味深いクラシックカーという評価を得ています。1973年にブリティッシュ・レイランド社が生見出した個性的なコンパクトカーをご紹介します。

もくじ

先進的な装備を搭載していたアレグロ
製造品質の悪さが最大の課題
オースチン・アレグロの中古車 購入時の注意点
不具合を起こしやすいポイント
掘り出し物を発見
オーナーの意見を聞いてみる
まとめ
オースチン・アレグロ(1973〜1982年)のスペック

先進的な装備を搭載していたアレグロ

text:Malcom McKay(マルコム・マッケイ)
photo:John Bradshaw(ジョン・ブラッドショー)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
1973年5月に自動車雑誌の表紙を飾り、18ページの特集が組まれたアレグロ。世界初のハイドラガス・サスペンションに5速マニュアル、フロントのディスクブレーキ。オースチン1100・1300より車内空間も荷室も広くしつつ、車重は軽くなり、衝突安全性も高められていた。

アレグロにはとても肯定的な反応が集まっていたが、角の取れた四角形のようなステアリングホイールは評論家の評判を下げてしまった。「操縦性は信じられない形状のステアリングホイールによって損なわれている」 と記されている。

オースチン・アレグロ(1973〜1982年)
オースチン・アレグロ(1973〜1982年)

時代は移り変わり、初期のモデルに付いていた四角形のステアリングホイールは、今は人気アイテムとなった。ずんぐりしたスタイリングも1970年ぽい。

アレグロはAシリーズとEシリーズと呼ばれたエンジンを搭載し、1100と1300、1500、1750が用意され、1750SSがトップグレード。当時の記事には「広い車内には装備も充実。スピードを上げてもスムーズで静か。操縦性も優れ、ほとんどの条件で乗り心地も滑らか。価格も競争力がある」 と良い評価が並ぶ。

だが実際は、サスペンションは舗装の剥がれたくぼみで底突きした。車内空間は広かったが、4ドアボディでもリアシートへの乗降性は良いといえず、評判も高くはなかった。そこで1974年にブリティッシュ・レイランド社(BLMC)は改善ほ施す。

 
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