地球温暖化防止 カギを握るのは自動車メーカー? 目指すはカーボンニュートラル

2019.12.01

規模に見合った責任

CO2を排出する自動車を作りながら、排出ガス削減のリーダーであるかのように振る舞うことに矛盾を感じるのは当然であり、特にディーゼルゲートを引き起こしたフォルクスワーゲンであればなおさらだろう。

それでも、フォルクスワーゲンでは、冒頭紹介したように、世界全体の1%に相当するCO2を排出していることを理由に「では他に誰が出来る?」と主張しているのだ。

地球温暖化防止
地球温暖化防止

チーフオペレーティングオフィサーを務めるラルフ・ブランドステッターは最近、「われわれの巨大な規模が意味するのは、それに見合った大きな責任です」と述べている。

さらに彼は、排気ガスを出さないモビリティーというテーマが、将来のフォルクスワーゲンの行動を決める「指針」になるとして、「将来の方向性を指し示すものであり、われわれの考え方を決めるものです」とも話している。

サムエルソンは、他のテーマと比較しながら、排出ガス削減をボルボというブランドの中核に据えようとしている。

「ボルボでは安全性に注力してきましたが、同じように持続可能性にも取り組む必要があります」

さらにサムエルソンは、ますます持続可能性への注目が高まることによって、もし自動車業界が対応に失敗すれば、苦境に立たされることになると懸念を表明している。

環境に優しいモデル

彼は、「経済成長や新たなテクノロジー、競争といったものが必ずしも悪だというわけではありません。問題の原因ではなく、真に持続可能な未来に向けての解決策なのです」とも話している。

「移動の自由はネガティブにとらえられるべきではなく、本来ポジティブなものであるべきです。一方で、移動の自由の制限には慎重であるべきですが、同時に持続可能なものにする必要もあります」

XC40リチャージ
XC40リチャージ

自動車業界全体として、カーボンニュートラルな生産と車両を実現するには数十億ポンドが必要になるだろうが、もしそうしなかった場合に負担しなければならないコストはその比ではないという点も忘れるわけにはいかない。

ビーアマンは、環境問題に関心の高い顧客向けにアピールしたいという思いが、規制などよりも電動化の動きを加速させることになると言う。

「環境に優しいということが、バッテリーEVやプラグインハイブリッドでは重要となっています。欧州のような市場では、環境に優しいモデルは歓迎されるはずであり、それはEV購入を考える顧客にとっても良いことでしょう」

 
最新海外ニュース

人気記事