【もうすぐ日本初公開】 新型コルベット、なぜミドシップになったのか? 真のライバルとは

2019.12.28

コルベットは時代の最先端にいるべき

2019年7月、GMのマーク・ロイス社長は新型コルベットの記者発表で「コルベット伝統のFRとしては、パフォーマンスは限界に達した」、「コルベットはいつの時代にも、革新と極限の頂点を体現してきた」と述べている。

つまり、FRとしてライバルたちと互角に戦くことが難しくなった、ということである。

FRとしてライバルたちと互角に戦くことが難しくなったことが、新型のミドシップ化に踏み切った理由の1つ。
FRとしてライバルたちと互角に戦くことが難しくなったことが、新型のミドシップ化に踏み切った理由の1つ。

その上で、GMが配布したプレス資料には、ミドシップ化によるメリットが列記されている。重量バランスとして、ストリートやサーキットでの走行性能が一気に上がったといいう、至極当然の説明である。

これを、コルベットユーザーが望んでいるはずである、とGMは見る。

つまり、コルベットという商品の出口戦略は「パフォーマンス」であり、GMが追い求める新たなる「コルベットのパフォーマンス」に対して、ユーザーは理解してくれるものと、GMが確信したのだ。

筆者(桃田健史)は80年代中盤からアメリカ生活を送ってきたが、歴代コルベットについてGM関係者と様々な機会に実車を交えて意見交換してきた。

そうした中で、GM側がいつも口にしたのは、1954年に初代コルベットが誕生した時に開発陣がアメリカンスポーツカーに対して抱いた希望と夢だ。

コルベットはアメ車のなかで別格の存在、という意識がGM内部で受け継がれてきたと思う。

 
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