【2019年 オークション総括】高額落札トップ10は? 汚職事件で押収、ランボルギーニ・ヴェネーノも

公開 : 2019.12.30 09:35  更新 : 2021.10.11 09:29

2位 1929年アルファ・ロメオ8C 2900Bトゥーリング・ベルリネッタ

落札額:20億9320万円
アールキュリアル・レトロモビル・オークション

今年のトップ10で唯一の戦前車が、第2位にランクインした。

1929年アルファ・ロメオ8C 2900Bトゥーリング・ベルリネッタ(20億9320万円)
1929年アルファ・ロメオ8C 2900Bトゥーリング・ベルリネッタ(20億9320万円)

20億円超えを記録したのは、1929年アルファ・ロメオ8C 2900Bトゥーリング・ベルリネッタだ。

コンペティションモデルをエレガントなスタイルで包んだ究極の1台で、5台のみが作られた内の1台。なんと、43年間同一オーナーの元にあり、素晴らしいコンディションを保っていたことが評価され高額で落札された

1位 1994年マクラーレンF1 LMスペック

落札額:21億924万円
RMサザビース・モントレー・オークション

2019年の最高落札額を記録したのは、もはや伝説のモデルといえるマクラーレンF1だった。

1994年マクラーレンF1 LMスペック(21億924万円)
1994年マクラーレンF1 LMスペック(21億924万円)

マクラーレン社により車両が管理されているため、オークションにほとんど姿を現さない幻の存在である。

今回の出品車はファクトリーでLMスペックにアップグレードされていることもあり、最終的に2019年の最高値となる21億924万円まで値を上げた。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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