【量産するワケじゃない】ソニーがEVプロトタイプを世界初公開 なぜ量産しない?

2020.01.08

100字サマリー

ソニーはEVの「ヴィジョンS」を世界初公開しました。ソニー側が重ねて「(クルマとしての)量産計画はない」と説明。ソニーの強みをあらためて考えるとともに、今後の焦点について桃田健史が考察します。

もくじ

ついにソニーが動いた!?
電池事業は儲からない?
ソニーの関心事、EVより自動運転
焦点はデータプラットフォームか?

ついにソニーが動いた!?

text:Kenji Momota(桃田健史)

ソニーがついに自動車メーカーになる。

ITと家電の世界的見本市CES 2020(2020年1月7日~10日:米ネバダ州ラスベガス)で、ソニーは「ヴィジョンS」を世界初公開した。

ソニーは「ヴィジョンS」を世界初公開した。
ソニーは「ヴィジョンS」を世界初公開した。

同車はEV(電気自動車)、かつデザインがテスラ・モデル3を意識したように見えるスポーティセダンであるため、発表当初、一部では「ソニーがついに自動車メーカーとしてEV量産」という見方もあった。

だが、ソニー側が重ねて「(クルマとしての)量産計画はない」と説明した。

一部報道では、「ヴィジョンS」の設計と製造は、カナダのマグナインターナショナルが請け負ったとされている。

同社は世界的な自動車部品大手で、オーストリアにある子会社のマグナ・シュタイアは欧州メーカー各社のOEM生産を行っている。BMW Z4とトヨタ・スープラの生産も同社が担う。また、EVについてはフォード・フォーカスEVなどの開発と量産を行っている。

マグナの他、ドイツのボッシュも「ヴィジョンS」の開発に関わったとされる。

こうしたEVに知見のあるメーカーと組んで、ソニーブランドとしてEVに参入する選択肢は十分にあるはず。

だが、現状でソニーとしてのEV量産化はNOである。

理由は、「もっと儲かる商売」があるからだ。

 
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