【量産するワケじゃない】ソニーがEVプロトタイプを世界初公開 なぜ量産しない?

2020.01.08

電池事業は儲からない?

EVというと、まず頭に思い浮かぶのが、電池とモーターだ。

EVはガソリン車などの内燃機関を搭載するクルマに比べて、駆動系の大型部品の点数が少ない。

テスラ・モデルX
テスラ・モデルX

そのため、駆動用モーター、インバーター、そして駆動用の大型電池の開発と供給を抑えることが、EV事業を牛耳る条件だと言われてきた。

電池といえば、ソニーは1975年から開発事業を始め、1991年には世界に先駆けてリチウムイオン二次電池を量産化している。

筆者(桃田健史)は、ソニーの電池開発初期に携わっていた関係者から直接話を聞いたことがある。

「テスラなどに利用されている円柱型の電池18650は、社内の開発呼称であり、まさか一般名詞化されるようになるとは思っていなかった」と当時を振り返った。

18650はパーソナルコンピュータ用としてソニー以外のメーカーでも大量生産され購入コストが安いことから、パナソニック製品がテスラ「ロードスター」「モデルS」「モデルX」にも採用された。

一方、ソニーは2016年7月、リチウムイオン二次電池事業を村田製作所に売却することで合意。将来の事業性が定まらなかったのだ。

これによりEVとのつながりも途絶えたように見えた。

 
最新海外ニュース