【比較】トヨタGRヤリスとノーマル・ヤリス どう違うのか ライバルは存在する? 検証

2020.01.14

GRヤリスの価格、けっして高くない?

GRヤリスの凄さは、クルマの開発プロセスだけではない。

トヨタはGRヤリスを生産する専用の「GRファクトリー」と呼ばれるラインを新設したが、このファクトリーにはコンベアがなく、熟練工が超高精度の組み付けを行う。まさに手造り感覚で少量生産される。

2020年仕様ヤリスWRC
2020年仕様ヤリスWRC

そんなGRヤリス、現在はウェブで事前予約が開始され、車両価格は特別仕様車のRZ「First Edition」が396万円、RZ「High-performance・First Edition」が456万円(いずれも税込)。

「3気筒1.6Lターボの小型ハッチバックに400万円以上!?」と思われる人は、端からターゲットにはされていない。

たとえば日産GT-Rはサイズもクラスも違うとはいえ、いまや1000万円以上のプライスが付けられている。

GRヤリスと同じ東京オートサロンの会場で発表されたメガーヌR.S.のトロフィーRは、FFだが1.8Lターボで700万円近い。この夏に復活予定のシビック・タイプRはFFの2.0Lターボで、おそらく500万円近い価格となるだろう。

GRヤリスは、こうしたモータースポーツで活躍するために生まれたクルマたちと同じフィロソフィーとパフォーマンスを、より安いプライスで手に入れることができる。

そう考えれば、GRヤリスの価格はむしろバーゲンプライスとも言える。

いずれは、モータースポーツ用に装備を簡略化したグレードも登場するだろう。近い将来のWRCではGRヤリスをベースとしたWRカーが活躍し、国内ラリー選手権やダートトライアルなどでは、GRヤリスが席巻するに違いない。

GRヤリスのライバルは、GRヤリス自身なのかもしれない。

 
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