【電動4輪駆動】フォルクスワーゲン アイスレースでゴルフeR1コンセプトを披露

2020.02.02

サマリー

デュアルモーターを搭載した電動4輪駆動のフォルクスワーゲン・ゴルフが、オーストリアで開催されたアイスレースに姿を現しました。そのテクノロジーは将来の電動高性能モデルにつながる見込みです。

もくじ

将来に向けたテクノロジーを先行公開
ID.R開発の実験車両
ID.Rの挑戦は今年も続く
ETCRへの参戦は?
ID.4はホットモデルも同時発表

将来に向けたテクノロジーを先行公開

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

フォルクスワーゲンは、ゴルフRをベースにした電動4輪駆動のコンセプトカーを、今週末にオーストリアで開催されたアイスレースの会場で発表した。これは同社のパフォーマンス・ブランド「R」から、将来登場する高性能電気自動車のテクノロジーを先行公開する役目を担っている。

フォルクスワーゲンは、過去にも多くのイベントで、モータースポーツをベースに開発されたコンセプトカーを走らせている。オーストリアのツェル・アム・ゼーにある空港に作られた雪と氷のコースを走行したこのマシンもその1つだ。

eR1
eR1

しかし、パイクスピーク・ヒルクライムで史上最速記録を樹立したID.Rや、そのほか多くのビートルやゴルフRベースのコンセプトカーとは異なり、このeR1と名付けられたマシンには、同社モータースポーツ部門を率いるスヴェン・スミーツによると「将来の展望」が込められているという。

ID.R開発の実験車両

技術的な情報は明らかにされていないものの、この電動ゴルフはID.Rのツインモーター・パワートレインを開発するための実験車両として製作された。そして今後は「将来のフォルクスワーゲンRによる高性能モデルのアンバサダー」として使われるという。フォルクスワーゲンのR部門では現在、新型電気自動車ID.3をベースにしたRモデルの開発が行われており、2024年までにID.3 Rとして発表される見込みだ。

現在フォルクスワーゲンRを率いる元レーシング・ドラバーのヨースト・カピトは、このeR1について「どんなレースの規定にも合致していません。レースに出場するために製作したクルマではないのです。そうではなく、われわれはこのクルマを、電気自動車の高性能モデル開発に関する経験を得るために、またそのテクノロジーを皆様にお見せして、楽しんでいただくために使うつもりです」と語った。プロモーション・イベントは、欧州のみならず米国でも予定されている。

ID.R
ID.R

カピトによれば、eR1という名称は、これに続くモデルが計画されているということを示唆するために選ばれたという。「これで終わりではないということです。次は1に続く2という数字が、名称に使われるでしょう」。

 
最新海外ニュース

人気記事