【アルファードとは異なる味つけ】“上級送迎車” トヨタ・グランエースの秘密に迫る

2020.02.10

上級送迎車なのに、ディーゼルしかない理由

“高級送迎車”と言うからには静粛性は当然おろそかにできない部分。しかしながら、グランエースは2.8リッター直列4気筒ディーゼル・ターボエンジンのみのラインナップとなっている。騒音面では不利なディーゼル・エンジンのみというのはいささか疑問が残るというもの。

グランエースは従来のハイエースとは異なり、エンジンをフロントのボンネット下に収めているため、大排気量のガソリン・エンジンを搭載するスペースがないのか……と思いきや、新興国向けに販売している300系ハイエースには3.5リッターV型6気筒のガソリン・エンジンの仕様も用意されているのだ。

回転を上げてパワーを出すガソリンに比べ、ディーゼル・ターボなら低回転からトルクがあり、後席乗員の乗り心地に寄与する
回転を上げてパワーを出すガソリンに比べ、ディーゼル・ターボなら低回転からトルクがあり、後席乗員の乗り心地に寄与する

これについては、ある程度高回転まで回さないとパワーとトルクが出てこないガソリン・エンジンよりも、低回転からトルクがあってスムーズに加速できるディーゼル・エンジンの方が乗り心地に寄与するという観点でディーゼル・エンジンを採用したとのこと。

騒音面については、ダッシュパネルに最適な遮音、吸音材を設定。フロントウインドウにはアコースティック・ガラスを採用し、プレミアムグレードにはスライド・ドアに合わせガラスを採用することで、アルヴェル並みの静粛性を実現したという。

これにより、実際に乗ってみてもアイドリング時と発進時にかすかにディーゼルらしいカラカラ音が聞こえてくる程度で、走り出してしまえばほとんど聞こえてこないレベル。2列目以降に座ってしまえばディーゼル・エンジンであることは感じ取ることができなかった。

 
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