【マツダ創立100周年】名車だけではなく「迷車」3選 それぞれの背景とは?

2020.02.16

コンパクトカーにも上質さを エチュード

今でこそマツダ2のようにコンパクトカーでも高級感や洗練した雰囲気をもったモデルも珍しくないが、80年代は高級=車体の大きさという図式が根強く、下の車格の最上級グレードを買うなら、1つ上のクラスの最低グレードを買うという人も多い時代だった。

そんな時代にマツダが送り込んだのが1987年に登場したエチュードだったのだ。

マツダ・エチュード
マツダ・エチュード

ベースこそ85年に登場した6代目のファミリアだったが、フロントマスクやテールのデザインはもとより全高も35mm低められたシルエットは確かに洗練された印象を受けるものだった。

特にマツダがアピールしていたのがファミリアに対してフラッシュサーフェイス化されたサイドからリアにかけての造形で、「テラスバック」という名前が付けられていた。

インテリアはファミリアと造形は共通であったものの、ルーフライニングに当時のこのクラスの車種としては珍しくファブリックを使用したり、インパネにクロス張り風の素材を用いるなど差別化を図っていた。

しかし、前述したようにまだコンパクトカーに高級感を求められていなかった時代。上級グレードではファミリアよりも約30万円高く、ルーチェのロアグレードと同等の価格というのは厳しかったのか、89年には早々に生産を終了してしまった。

 
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