【セナとシューマッハー】F1のヘルメット、高いのはどちら? RMサザビーズ・パリ・オークション

2020.02.17

裁判沙汰 シューマッハーのヘルメット

出品されたもう1つのヘルメットは、ミハエル・シューマッハーが2001年のマレーシアGPで優勝した際に使用していた歴史的価値の高い逸品だ。

ミハエル・シューマッハーは永らくベル社のヘルメットを使用してきたが、安全性の高いドイツのシューベルト社製ヘルメットに切り替える意向だった。

「Marlboro」のロゴが描かれているシューマッハーのヘルメット
「Marlboro」のロゴが描かれているシューマッハーのヘルメット

しかし2001年シーズンは既にベル社と契約を済ませていたため、開幕戦のオーストラリアGPはベル社のヘルメットで参戦するが、終了後に乗り換えることを決意する。

契約を一方的に解消したことによりベル社から告訴され、シューマッハー側が敗訴。高額な違約金を支払うことで決着がついたという。

オーストラリアGPの2週間後に開かれた第2戦マレーシアGPから、シューマッハーはシューベルト社のヘルメットに切り替える。

ここで使用されたのがシューベルトQF1で、おなじみのカラーリングにされていたのは言うまでもない。2001年当時はまだタバコ広告の規制が緩かったため「Marlboro」のロゴが誇らしげに描かれていることに時代を感じさせられる。

こうして初レースとなるマレーシアGPでシューマッハーはトップでフィニッシュを果たし、シューベルトにデビューウインをプレゼントする。その主役がこのヘルメットだったのである。

対決の結果は?

オークションを終えてみるとセナのヘルメットが5.04万ユーロ(約610万円)、シューマッハーのヘルメットが2.4万ユーロ(約291万円)という結果となった。

セナは今も伝説の人であり、その座に揺るぎはない。

2001年のマレーシア・グランプリ優勝時に使用していた逸品
2001年のマレーシア・グランプリ優勝時に使用していた逸品

一方でシューマッハーのヘルメットは、現役のピーク時には500万円以上で落札されていたが、引退後のアクシデントによって人々の記憶から薄れつつあるのかもしれない。

こうしてパリでの場外対決はセナの勝利で終えることとなった。

 
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