【グッドウッド雪上版?】GPアイスレース あまりにも見事な非現実世界

2020.03.22

復活の立役者 ポルシェ博士のひ孫

GPアイスレースにもグッドウッドにおけるリッチモンド公爵のような人物がいる。

フェルディナント・ポルシェ博士のひ孫、フェルディナンド・オリバー・ポルシェがその人だ。

雪や氷のうえでそれなりのトラクション性能を得るには金属製スタッドが必要だ。
雪や氷のうえでそれなりのトラクション性能を得るには金属製スタッドが必要だ。

彼がこのイベントを「歴史の闇」から復活させたのは、ますます高まるヒストリックカーイベントに対する需要と、「ツェル・アム・ゼーが誇るモータースポーツの歴史」があったからだと言う。

いまやグッドウッドが大規模で誰もが楽しめるイベントとなっている一方、はるかに小規模なGPアイスレースは、無秩序な楽しみと混乱の瀬戸際で、なんとかバランスを保っているように見える(ほんの一例だが、メディアセンターはバスルームの展示室に置かれている)。

比較的気温が高く、主催者たちは氷のコース(距離が短く三角形をしたややつまらないコースだ)が溶けて台無しになることを防ごうと必死だが、その結果、一部のスケジュールが変更され、もともとスムーズとは言えない運営がさらなる混乱に見舞われている。

だが、こうした点も、レースやデモ走行を行ったり、展示されている見事な車両を目すれば気にならなくだろう。

三菱ランサーやスコダ・ファビアR5、スバル・インプレッサといった比較的新しいマシンが登場する一方、素晴らしく魅力的な歴史的名車のなかには911とフォルクスワーゲン・ビートルの一群、少数のサーブ96、ボルボのクラシックモデルや、台数は少ないがグループBを戦ったアウディ・クワトロなどが含まれている。

 
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