【耐えられない!】クルマのダッシュボードがベタベタに 本当にアルコールで綺麗に? 試してみた

公開 : 2020.03.31 19:10

長年の悩みがエタノールで解決!

ティッシュに黒い汚れ?(ゴム塗料の被膜?)がついてきた。

拭いた部分は、きれいになっている。触るとベタベタはなくなり、サラサラしている!

無水エタノールで拭いた部分は、触るとベタベタはなくなり、サラサラしている。
無水エタノールで拭いた部分は、触るとベタベタはなくなり、サラサラしている。

ほんとにベタベタが落ちた!

他の部分も夢中になってティッシュで拭きまくってみたところ、15分程度ですべて綺麗になった。エタノールでベタベタが落ちるとは、本当だったのだ。

拭いて綺麗になった樹脂の表面は、白っぽくなったりムラになったりすることなく、まるで新車時のようにきれいになっていた。

長年(3年くらい)の悩みが100円の消毒用エタノールとティッシュを使って、わずか15分で解決した。

その後も「汚れたらまたアルコールで拭けばいい」という気軽な気持ちでいたのだが、あれから6年……。

クルマにはほぼ毎日乗っているが、実際、その後ベタベタが再発することもなかったので、6年以上アルコールの出番はなかった。

ホコリが溜まってきたらお掃除シートかウェットティッシュで軽く拭き取る程度だ。表面がさらさらしているので、ホコリもつかない感じ。

なお、純度ほぼ100%の無水アルコールの方が効果が高いと言われたが、筆者が使った濃度80%前後の「消毒用」アルコールでも十分綺麗になった。むしろ「落とし過ぎない」ジャストな濃度なのかも?

さらに、無水エタノールは、濃度の高さから一瞬で蒸発し、また手荒れなどの原因ともなるので、80%前後の消毒用の方がクルマにも手にも優しく、作業もしやすいかもしれない。

専門業者からの回答/ブログ体験談まとめ

ダッシュボードのベタベタ除去に関して、車内クリーニングや内装の補修を行う業者3社に聞いてみた。

エタノールを使って綺麗になるのかどうか?

回答が来た2社のコメントをまとめると以下。

・エタノールでベタベタが落ちる場合もあるが、業者が行う場合はその後、塗装をする。
・ダッシュボードの場所によって、また車種によって使われる素材が異なるので、すべてがアルコールで除去できるとは限らない。また濃度の見極めに注意が必要。
・清掃→再塗装の費用は2〜3万円。

「ダッシュボードのベタベタ除去とエタノール」について書いているブログなどを探してみると、結構な数がヒットした。

欧州車だけではなく、国産車でも同様の症状があるようだ。国産車はトヨタアルテッツァがダントツで、しかも後期型に集中していた。

中には「アルコールジェルでもきれいになった」というブログもあった。

ベタベタ除去に挑戦される方は以下の点に注意してほしい。

・汚れ落ちは無水アルコールの方が良いが、塗装まで完全に剥がしてしまう危険もある
・樹脂の素材によってはベタベタ除去のあとアーマオールなどの保護剤を塗布すべし
・ジェルタイプのアルコールでもきれいになるが、濃度が低いタイプがあるので、濃度80%前後を必ず確認のこと

家にエタノールがある場合、車内を消毒するついでに、DIYで試してみるのはいかがでしょう。

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