【CEOに聞く】ベントレーの未来 電動化/新技術/サスティナビリティの追及

公開 : 2020.04.27 19:25  更新 : 2020.04.27 19:27

ソリッドステート・バッテリーの開発

VWグループは、カリフォルニアに拠点を置くバッテリースペシャリスト、クアンタムスケープへ1億ドル(107億円)の投資を行っている。

これにより、同じ製造コストで「ゲームを変える」レベルのエネルギー密度を提供できるとし、ソリッドステート・バッテリーの開発のリーダーとなる道を切り開いた、とホールマークは言う。

ベントレーのCEO、エイドリアン・ホールマーク
ベントレーのCEO、エイドリアン・ホールマーク

「ソリッドステート・バッテリーが製造可能となると、容量は急激に大きくなるでしょう」

「導入初期は非常に高価となると予想されます。VWグループのどのカーメーカーとカスタマーが、そのコストを負担できるでしょうか?ベントレーがその先駆けとなるべきだと思うのです」

ホールマークはまた、CO2排出規制とカスタマーの好みにより、ベントレーの象徴的なW12エンジンが段階的に廃止されることを認めている。

具体的なスケジュールは、明らかにされていないが、12気筒エンジンの寿命についてたずねたところ、ホールマークは「これまでの100年間、エンジンをより大きく、より強力にすることを試みてきました。今後10年間でそれを変えようと考えています」と答えている。

「進歩的かつ、カスタマー志向で進めていきたいと考えています」

「2023年までに、すべてのモデルで燃焼エンジンと並んで、ハイブリッドのオプションを提供します」と付け加えた。

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