【デザイン責任者インタビュー】新しいVWゴルフGTI ダイナミックなスタイリング 2020年後半発売 英国

公開 : 2020.05.18 12:00

2020年後半に英国で発売予定の、新しいゴルフGTIのデザインについて、VWのデザイン責任者に話を聞きました。古き良き伝統を継承しつつ、最新の機能を取り入れ、新しい魅力にあふれたモデルに仕上がっているそうです。

ダイナミックなスタイル

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)

フォルクスワーゲンのデザイン責任者であるクラウス・ビショフは、新しい第8世代のゴルフGTIは、長年のファンだけでなく、よりデジタル志向の若い世代からも、支持されるだろうと述べている。

「わたし達は、クラシックなデザインに敬意を払いつつ、これまでで最もダイナミックなスタイルを持つ、ゴルフGTIを提供することに成功しました」

VWゴルフGTIとVWデザイン責任者クラウス・ビショフ
VWゴルフGTIとVWデザイン責任者クラウス・ビショフ

「伝統を継承しているだけでなく、さまざまな新しいデジタル機能を採用し、新しい魅力にあふれたモデルとなっています」と述べている。

2007年からVWブランドのデザインを担当し、2020年からはVWグループ全体のデザインを統括しているビショフは、ゴルフGTIのデザインは最も難しいタスクの一つだと言う。

「GTIのデザインの責任は重大です」

「引き継ぐべき素晴らしい歴史がありますが、それと同時に、時代に合わせて進化していかなければなりません。良いバランスを保つことが課題となります」

スタイリングの詳細

新しいモデルは、ビショフが、プロポーションが長く、くさび形のスタイリングと呼ぶ、第8世代ゴルフ標準モデルをベースとしている。

ヘッドライト内および、細いグリルの上部全体には、特徴的な赤いハイライト、新しいゴルフRと共有のフロントバンパーには、5つのフォグランプを備えた、黒いハニカム・ロアセクションが採用されている。

VWゴルフGTI
VWゴルフGTI

「フロントエンドの全幅LEDライトグラフィックは、クルマの幅を際立たせます」

「既存のモデルと比へ、より堂々としたエクステリアとなっています」

2020年モデルでは、ビショフが「フリッツァー」と呼ぶフロントウィング内の控えめなバッジプレート、ドアの下のブラック・サイドシル・エレメントが採用されている。

リアは、ユニークなテールライト・グラフィックと、際立ったGTIバッジが特徴となっている。

バンパーは、ゴルフの標準モデルと共有しているが、下部にブラックのユニークなセクションが追加されている。

従来の丸型テールパイプは、7代目モデルよりも外側に配置されている。

最新のゴルフGTIは、他の新しいゴルフモデルと同じインテリアを採用しているが、赤いハイライトとユニークさと追加されている。

GTIグラフィックを備えたデジタル・インストゥルメント・ディスプレイと、GTIをテーマとした機能を備えた、標準の10.25インチ・デジタルインフォテインメント・ディスプレイを備えている。

おなじみのタータンチェック・シートは、従来のものよりも、デジタルで魅力的な仕上がりとなっていると言われており、サポート力に優れたシートには、新しくヘッドレストが統合されている。

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