【眠れる巨人の目覚めはいつ?】マクラーレン復活への道のり チーム代表にインタビュー 後編

2020.05.23

サマリー

昨シーズンようやく復調の兆しを見せ始めたマクラーレンのチーム代表、アンドレアス・ザイデルに話を聞きました。新型コロナウイルス感染拡大を受け不透明な状況が続くなかでも、着実に復活への道のりを歩んでいるようです。

もくじ

成果は徐々に 自らの問題に集中
設備も刷新 新たなPU供給契約
最善の選択 事態は複雑に
楽観主義は健在 歩みは着実
番外編2:マクラーレンのアメリカン・ドリーム

成果は徐々に 自らの問題に集中

ザイデルが進めてきたことの成果は、2019年シーズンが進むにつれ明らかとなっていった。

可能性を感じさせるスタートを切るとチームは自らのやり方を見つけ出し、実力派スペイン人ドライバーのカルロス・サインツJrと、才能溢れる英国人ルーキー、ランド・ノリスのふたりがお互いを刺激し合いながら、コンスタントにポイントを獲得していったのだ。

サインツとノリスは才能溢れる有望な若手ドライバーだ。
サインツとノリスは才能溢れる有望な若手ドライバーだ。

そして、シーズン終盤のブラジルGPでは、サインツがマクラーレンにとっては2014年以来となる3位表彰台を獲得している。

コンストラクターズポイントでは4位となったマクラーレンだが、これはメルセデスとフェラーリ、レッドブルに次ぐものだった。

だが、目標は現在のビッグ3に続くことではなく、マクラーレンが目指すのは彼らの間に割って入ることだが、依然としてその差は大きいことも事実だ。

そして、そのなかにはもちろん予算も含まれており、減少するスポンサー数と、ワークスではないエンジン供給契約など、マクラーレンは財政面でもビッグ3に遅れをとっている。

予算は大きな問題ではないとザイデルは主張するが、それでもいま激しい議論を呼んでいるバジェットキャップがマクラーレンの助けになるかも知れない。

「予算の問題を抜きにしても、単純にトップ3チームはわれわれよりも良い仕事をしています」と、彼は言う。

「より良い組織とより効率的で優れた設備があり、より良い方法とより素晴らしい仕事の進め方をしています。バジェットキャップ制とは別に、こうした点でわれわれは彼らに追いつく必要があるのです。自らの問題に集中すべきです」

 
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