【もはや絶滅危惧種】いまこそおすすめ 偉大なマニュアル車 10選

公開 : 2020.05.23 07:20

ポルシェ911 GT3 RS 4.0

997型911 GT3 RSの最終モデルは、レーシングマシンの911 RSRと共通のエンジンブロックを与えられ、その自然吸気4.0Lユニットは497ps以上のパワーを発揮していた。

スタンダードなRSを上回るパワーと幅広いトルクバンドによって、その高いギアレシオも問題にしないばかりか、依然としてシフトフィールも素晴らしいままだった。

ポルシェ911 GT3 RS
ポルシェ911 GT3 RS

だが、生産台数わずか600台という希少性によって、このクルマの価格はそのエンジン回転よりも速いペースで高騰している。

新車当時13万ポンドだったその価格は、いまや40万ポンド(5240万円)にも達しているのだ。

ホンダS2000

最高9000rpmを許容する2.0Lエンジンが最大トルクを発揮する7500rpmという回転数は、同時代のほとんどのライバルモデルのレブリミットをも上回るものだったが、ホンダS2000の神髄はそのマニュアルギアボックスにあった。

この6速マニュアルトランスミッションはまさに宝石のような存在であり、古今東西で最高のギアボックスのひとつだ。

ホンダS2000
ホンダS2000

プジョー306 GTi-6

306 GTi-6はこのクルマに見合った評価をこれまで一度も得てこなかったようだ。

1996年当時、このクルマはホットハッチとして初めて6速マニュアルギアボックスを搭載し、約170psというほとんどのライバルよりも強力なエンジンを与えられていた。

プジョー306 GTi-6
プジョー306 GTi-6

クロスしたこのマニュアルギアボックスは高回転を好む2.0L 16バルブエンジンのパフォーマンスを存分に発揮させ、ステアリングフィールとシャシーの落ち着きは、現代のホットハッチの多くが学ぶべきレベルに達していた。

それでも、十分なメンテナンス受けて来た個体を見つけ出すべきであり、さもなければ単なる金食い虫になるだろう。

マツダMX-5(日本名:ロードスター)

最新の4代目もこのクルマに近い素晴らしい出来映えを見せるが、つねにオリジナルの存在として、マニュアルギアボックスに関しては初代NAこそが最高のMX-5だ。

その理由は、1990年当時のロードテスターたちのコメントを見ればご理解頂けるだろう。

マツダMX-5(日本名:ロードスター)
マツダMX-5(日本名:ロードスター)

「MX-5の真の切り札とはこのクルマのギアボックスにある。トランスミッショントンネルからわずかに上方に突き出した素晴らしい重みを感じさせるシフトレバーは、ミリ単位の正確さで短いストロークでの操作を可能にしている。」

「このクルマ全体がシフト操作同様の正確なドライビングを試す気にさせる。軽く素早い操作が可能なクラッチと高い精度を誇るシフトレバーに組み合わせられるのは、瞬時のレスポンスを返すエンジンであり、ドライバーは滅多に感じられない程の満足を得ることが出来るだろう」

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