【どうしたプリウス?】販売減速の原因はどこに? 気になるコロナ後 次期5代目プリウスの影

2020.05.25

4代目トヨタ・プリウスの使命とは?

「ヨコテン」とはトヨタ内用語で、1つの技術やサービスを他の分野や企業に水平方向(横)に展開することを指す。

プリウスで培ったモータ―、駆動用電池、インバーターなどの制御装置の技術は、アクア/カローラ/RAV4、レクサス各モデルなどトヨタの売れ筋商品で応用されている。

プリウスで培った技術は、アクア/カローラ/RAV4などに応用されている。
プリウスで培った技術は、アクア/カローラ/RAV4などに応用されている。    神村 聖

さらに言えば、競合他社にも電動化シフトという流れで大きな影響を与えている。

ホンダの場合、各種ハイブリッド機構のエンジニアは「ハイブリッドについてトヨタの特許がとても多く、企画段階で断念した案がいくつかある」とプリウスが切り開いてきたトヨタハイブリッドシステムの壁の存在を認めている。

また日産の場合、「トヨタがハイブリッドなら、日産はもっと先のEVで勝負する」(2000年代後半の日産幹部)という意気込みでリーフ量産に踏み切り、その経験がeパワーを生んだ。

さらに、トヨタは2019年4月、ハイブリッド車開発で培ったモーター等の電動化技術の特許実施権を無償で提供すると発表。

今年5月の2020年3月期決算発表時に、2024年から2025年に約50万台の契約があることを明らかにした。

特許実施権は無償だが、部品や技術提供は有料である。

トヨタとしては、ハイブリッド技術のヨコテン役としてのプリウスは使命をしっかりと果たしていると見ているに違いない。

 
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