【最後のロータリーエンジンをたしなむ】マツダRX-8 英国版中古車ガイド

2020.05.28

しっかりした知識と整備が不可欠

今のところRX-8は、日産350Zや4代目トヨタ・スープラ並みの、カルト的な日本車ブームのステータスを得ていない。夏休みをマヨルカ島で過ごす費用より安く、充分に楽しめる中古車を英国では手に入れることができる。

ただし、やはり安いクルマほど注意は必要。特にRX-8では当てはまる。

マツダRX-8(英国仕様)
マツダRX-8(英国仕様)

ロータリーエンジンの維持には、状態が良くてもそれなりの費用が必要。ガソリンタンクの中身は、穴が空いているかのように燃えてなくなる。エンジンオイルの消費も少なくない。すべて、ヴァンケル・ユニットの特徴でもある。

マツダも、RX-8は1600km毎に250ccのエンジンオイルを消費することを認めている。推奨されている整備タイミング以上に、手間をかける必要がある。

一見状態の良いRX-8が安価に売られている理由は、エンジンのローターが時間とともに摩耗するため。混合気が隣の燃焼室内へ流れてしまい、圧縮比が下がり効率も下がる。パフォーマンスも低下し、最終的には故障に至る。

ちゃんとした売り手は、中古車として店先に並べる前にローターの圧縮をテストすることが多い。健全なRX-8かを調べる方法といえ、通常のレシプロ・エンジンでは行わないものだ。その結果に、売り手自ら落胆するかもしれないが。

一般的に、遅くても9万6000km毎には、エンジンの重点的なサービスが必要といわれている。走行距離と整備記録や明細の内容を確認して、ちゃんと試乗をしてから、現状では最後のロータリーエンジンを手に入れたい。

 
最新海外ニュース

人気記事