【日本価格/スペック/内装】ケータハム・スーパーセブン1600発売

公開 : 2020.06.05 00:03

ケータハムの「スーパーセブン1600」が日本発売。1.6Lのフォード・シグマを搭載し、135ps/16.8kg-mを発揮するカタログモデル。日本価格、スペック、サイズ、内装のオプションを解説します。

はじめに スーパーセブン1600とは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

6月5日。ケータハム・カーズ日本法人は、ケータハム・スーパーセブン1600を販売開始すると発表した。

かつてロータス・カーズが休日にモータースポーツを楽しむサンデー・レーサーのために、キットカーとして販売したのがロータス・セブン。

ケータハム・スーパーセブン1600。
ケータハム・スーパーセブン1600。

ケータハム・スーパーセブンは、その製造権を取得したケータハム・カーズが、21世紀を20年も過ぎた現代でも扱えるように、モディファイしながら生産を続けているクラシック・テイストの小型スポーツカーだ。

スーパーセブンには、さまざまなパワーユニットが今までに搭載されてきたが、現在の日本仕様は、0.66Lのスズキ製エンジンを搭載した軽自動車登録の「160」、1.6Lのフォード製シグマエンジンを搭載した「270」、2.0Lのフォード製デュラテックエンジンを搭載した「480S」、そのエンジンにスーパーチャージャーも装着した「620R」がラインナップされている。

今回、新たに設定された「1600」とはどんなモデルなのか。さっそく紹介していくことにしよう。

スーパーセブン1600 外観

スーパーセブン1600は、本国イギリスでは2020年4月9日に発表された。2016年~2017年に限定販売されて大成功をおさめたセブン・スプリントとスーパーセブン・スプリントのヘリテージイメージに則り、1.6Lのフォード製シグマ・エンジンを搭載した270Sをベースに、ヘリテージ感のあふれる装備を装着したモデルだ。

しかもスプリントのような限定販売モデルではなく、カタログモデルとして継続販売される。

ケータハム・スーパーセブン1600のリアセクション。
ケータハム・スーパーセブン1600のリアセクション。

基本的なスタイルは他のスーパーセブンとほとんど変わらないが、まず目を引くのは、初期のケータハム車に採用されていた、フレアード・フロントウイングと呼ばれるクラムシェル型のフロントフェンダー。だが、このフェンダーではなく、サイクルフェンダーを選択することもできる。

足まわりでは、185/60R14サイズのタイヤを、クラシカルな8本スポークのアロイホイールに履いている。スペアタイヤとホイールは装着されているものと同じで、昔のセブンでのツーリングを思い起こさせるようなスペアホイール&キャリアがリアエンドに備わっている。

全長×全幅×全高:3380×1575×1115mm
ホイールベース:2225mm

ボディカラーは7色が設定され、無塗装のアルミボディも選ぶことができる。ペイントノーズバンドやボンネットストライプなどは、オプションで設定されている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

解説の人気画像