【受注が好調】フェラーリ・ローマ 日本の納期/人気色は? 最新情報を入手

公開 : 2020.06.05 06:20  更新 : 2021.10.11 09:32

「フェラーリ・ローマ」を再び取材することができました。日本のカスタマーに向けたデリバリー開始時期、受注の状況、さらには人気のカラーリングを尋ねてみました。いったい、どんな答えを聞きだせたのでしょう。

さりげないフェラーリが好評

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

昨年11月、ローマのオリンピア・スタジアムで世界発表され、今年4月に日本上陸したフェラーリ・ローマ。

フェラーリをして「イブニングドレスを纏ったF1マシン」と謳うだけに、エレガンスさとパフォーマンスを両立させた新たなジャンルのモデルである。

新型8気筒フロント・エンジン2+2クーペ、フェラーリ・ローマ(2020年6月撮影)。
新型8気筒フロント・エンジン2+2クーペ、フェラーリ・ローマ(2020年6月撮影)。    上野和秀

日本に上陸したローマが各地のディーラーでカスタマー・プレビューを終え、6月に入ってから改めて実車を目にする機会を得た。

新型V8ベルリネッタのテクニカル・スペックやスタイリングの詳細については、すでに紹介してきたが、最新の受注状況を確認することができたのでレポートしよう。

発表以来注目を集めているローマは、日本でも好評をもって受け入れられているという。

気になる納車開始の時期

フェラーリの関係者に現在の受注状況を訪ねてみた。日本では発表されて以来、数多くのオーダーが入っているという。

フェラーリは一時、世界中からオーダーが殺到して納車までの期間が2年を超える時期もあった。

新型車フェラーリ・ローマの内装(2020年6月撮影)。
新型車フェラーリ・ローマの内装(2020年6月撮影)。    上野和秀

しかし現在は、概ね1年ちょっとで届くそうだ。

もちろん3層コートのエクステリア・カラーや特注のカラースキーム、複雑で手の込んだコーディネイトのインテリアを注文した際は、その限りではない。

新型車ローマは、そのスタイリングが多くの支持を集めていることもあり、外装色についての情報も確認することができた。

人気のボディカラーは?

ローマのイメージカラーはスタイリングに合わせて開発された「ブルー・ローマ」だ。

ライティングによりブルー系にもグレー系にも見える複雑な色で、艶やかな面で構成されたデザインを見事に表現してくれる。

新型車フェラーリ・ローマのリアセクション(2020年6月撮影)。
新型車フェラーリ・ローマのリアセクション(2020年6月撮影)。    上野和秀

その「ブルー・ローマ」は、優雅なスタイリングをより魅力的に見せてくれるだけに、日本でも多くの受注を集めているという。

このほか、シルバー系やダーク系などを中心にさまざまなボディカラーが選ばれているそうだ。

この部分はオーナーの好みでオーダーされるため、なかには「フェラーリだから断固ロッソコルサ」という注文も見られるのが興味深い。

日本向けのデリバリー開始時期は、不確定要素の多い世界情勢ではあるが、今回聞きだした情報をまとめると2021年の第1四半期と考えるのが現実的。

その頃には、日本の公道を走るフェラーリ・ローマの姿を見られるに違いない。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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