【「R」も登場】VWの新型ワゴン、アルテオン・シューティングブレーク 外観/内装/PHEV仕様は?

公開 : 2020.06.24 18:32  更新 : 2020.06.24 18:38

VWが「アルテオン・シューティングブレーク」を発表。「アルテオンR」も登場しました。「R」は320ps、新登場のPHEVは218psを発揮。フラッグシップ・ワゴンの外観、内装、パワートレインをご紹介します。

アルテオン・シューティングブレーク登場

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)

フォルクスワーゲンは、新型ワゴン・モデル「アルテオン・シューティングブレーク」を、ファストバック仕様のフェイスリフトとともに公開した。

どちらのモデルも、新しいプラグインハイブリッドおよび、320psを発揮するトップモデルの「アルテオンR」が設定される。

VWアルテオン・シューティングブレークR
VWアルテオン・シューティングブレークR

2017年にヨーロッパで発売されたアルテオンは、これまでファストバック・ボディのみが提供されていた。

新登場のアルテオン・シューティングブレークは、Bピラーから後ろに独自のデザインが与えられた。長く伸びたルーフライン、シャープな形状のウインドウ、目を引くハンチライン、なだらかに傾斜したテールゲートが特徴となっている。

シューティングブレークのトランク容量は565L、シートを折りたたんだ状態で1632Lを確保。

一方、ファストバックでは563L〜1557Lとなっている。

同社は、これらの計測値に含まれないスペースがあるため、実際のシューティングブレークのトランク容量は、さらに大きくなると述べている。

アルテオンR、アルテオンeハイブリッドとは

Rパフォーマンス部門のラインナップを拡大する「アルテオンR」のスペックは、320ps/42.8kg-mというもの。

第4世代のEA288 2.0L 4気筒ターボガソリン、7速デュアルクラッチ・オートマティック、および最新の四輪駆動システムである4モーションを搭載する。

VWアルテオン・シューティングブレークeハイブリッド
VWアルテオン・シューティングブレークeハイブリッド

また、新しいRパフォーマンス・トルクベクタリング・システムは、レースカーのシステムから発想を得たと言われている。

フォルクスワーゲンによると、モーターの全出力を「ミリ秒以内」に、前後の車軸または4つのホイールのいずれかに送り出すことができるという。

なお、そのトルク配分は、ステアリング・アングル、加速度入力、横加速度、ヨーレート、速度によって決定される。

新たに加わる「アルテオンeハイブリッド」は、両方のボディスタイルで提供され、156psの1.4L 4気筒ガソリンターボと、115psの電気モーターを組み合わせた、パサートGTEのプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載する。

ユニットの合計出力は218psで、6速デュアルクラッチ・オートマティックを介して動力が前輪に送られる。

エミッションフリーでの航続距離は53km、最高速度は140km/hを実現するという。

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