【日本では想像できぬ意外なきっかけ!?】BMWやポルシェが巨額投資で自前サーキットを建設する理由

2020.06.29

きっかけは、ディーラーへの来客急減

「課題」が浮き彫りになったのは、アメリカのディーラーだった。BMWやポルシェに限らず、アメリカではディーラーへの来客数が急減してしまったのだ。

具体的な数字を、BMW USAの幹部が示した。


2015年1月半ば、ミシガン州デトロイトで行われた、米自動車関連の大手メディア「オートモーティブ・ニュース」主催の業界向けカンファレンス。自動運転、EVなどの電動化、そして新しい販売戦略など、世界各国の自動車メーカー幹部が、業界の実情と将来について話し合う場である。

メディアとして参加した筆者(桃田健史)にとって、数ある講演の中で最もインパクトが大きかったのが、BMW USAが示した「数字」だった。

この「数字」とは、BMW購入を考えているユーザーが、ユーザー自宅近くのBMWディーラーを訪れる回数の変化を示したものだ。

2003年には、1ユーザーあたり4回だった。

それから11年後の2014年には、なんと1回になってしまったのだ。

なぜ、1回なのか?

それは、最終契約した後、アメリカでは仮ナンバーで持ち帰ることができるため、来店は1回で済むのだ。

それまで、ユーザーは新車を購入するために、一度もディーラーに足を運ばなかったということだ。

なぜ、そうなってしまったのか?

そこには、ネット社会の発達と、アメリカ特有の社会事情がある。

 
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