【パンデミックがもたらす挑戦】自動車産業の未来 スリムで環境にやさしい業界へ 新型コロナウイルス感染症

2020.07.07

サマリー

世界中に大きな打撃を与えたパンデミックですが、自動車業界には新しい考えをもたらすかもしれません。危機により、EV化が加速し、より柔軟で、モビリティを重視した、効率的な業界が構築されることが期待されています。

危機によってクリアになった方向性

text:AUTOCAR UK編集部

世界中に大きな打撃を与えたパンデミックは、自動車産業をよりスリムで環境にやさしいものにすると予想されている。

雇用だけでなく、製造、開発、さらにはブランドの構成と、その存在そのものについて、非常に厳しい決定が下されるだろう。

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また、電動化への未来については、もはや疑問を投げかける人はいないだろう。

ロックダウンにより路上のクルマが減ったことで、大気汚染が激減した。

すでに策定されている、よりクリーンで環境にやさしいクルマの製造を促す法規は、クリーンな空気を身をもって体験した人々の支持を得るだろう。

自動車産業をリサーチしているジェイトー・ダイナミクスのグローバルアナリスト、フェリペ・ムニョスは「新型コロナウイルスの危機により、老朽化した業界がようやく走り出します」と述べている。

「これまで、どんな厳しい規制でさえも、OEMを進化させるほどの強制力がありませんでした」

「危機によって方向性はクリアになりました。より柔軟で、モビリティを重視した、効率的な業界を構築する時がきました」と付け加えた。

それを良いニュースとして捉えるかどうかは、これまでのEV化への取り組み次第だろう。

英国政府が検討している、2032年以降のガソリンおよびディーゼルモデルの新車販売禁止の計画が、かつてないほど現実的となっている。

 
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