【クルマ盗難】トヨタ・ランドクルーザー/レクサスLS、なぜ盗難「率」が高い? SNS投稿も注意

公開 : 2020.07.07 05:50  更新 : 2023.03.31 09:35

ご当地ナンバー/SNSにも要注意

自動車窃盗犯は常にターゲットとなる車両を探している。特に組織的に活動している者たちであれば、なおさらだ。

一昔前では、週末のショッピングモールなどクルマが多く集まるところに出向いて目ぼしい車両を見つけると、ナンバープレートの情報をメモして陸運支局で登録事項等証明書を取得。

自動車盗難の駐車場所別認知件数の推移。
自動車盗難の駐車場所別認知件数の推移。    自動車盗難防止に関する官民合同プロジェクトチーム

そこに記載された登録地を元に犯行に及ぶ、というケースがあったが、現在では第三者が登録事項等証明書を取得するためのハードルが非常に高まったため、この方法はほとんど使えなくなっている。

とはいえ、ナンバープレートの地名を見ればその車両がどのあたりの地域で登録されているかは判別できてしまう。特に最近はご当地ナンバープレートも増え、より範囲が狭まっていると言える。

そのため、SNSなどで迂闊に自宅駐車場の写真などをアップするのも危険と言えるかもしれない。

なにせSNSにアップされたアイドルの瞳に映り込んだ風景を元に自宅を特定した、という事件があったほどなので、周囲の情報が分かる写真は控えた方がよさそうだ。

これは何もランドクルーザーレクサスLSに限ったことではなく、冒頭の国産スポーツカーでも同じこと。

特に特徴的なカスタマイズが施されている車両などは特定もされやすいので、「納車されました投稿」が窃盗団をおびき寄せるエサとなってしまう可能性も念頭入れておきたいところである。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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