【6つのポイント】アウディQ3新型/Q3スポーツバック(日本仕様) 8月発売前に、内装/荷室をチェック

公開 : 2020.07.10 11:20  更新 : 2021.10.11 09:33

アウディのコンパクトSUV「新型Q3」「Q3スポーツバック」。日本披露で撮影した実車写真とともに、見どころを6つご紹介します。前席・後席、トランク、新登場のクーペSUVのデザインをご覧ください。

1. 2代目Q3のスタイリング

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

日本導入が待ち望まれていた「新型アウディQ3」が、いよいよ8月中旬に販売される。

世界的に激戦区といえるコンパクトSUVクラスにあって、アウディらしい先進的なメカニズム、スタイリングが大きなセールスポインとなろう。

橙がアウディQ3新型、青がクーペSUVのアウディQ3スポーツバック。
橙がアウディQ3新型、青がクーペSUVのアウディQ3スポーツバック。    上野和秀

ここでは、日本初披露された新型アウディQ3シリーズを特写し、注目すべき6つのポイントを写真とともに紹介したい。まずはデザインだ。

新型Q3は現在のアウディSUVデザインのトレンドとなる「Q8」や「eトロン」の流れを汲むアグレッシブな造形を備える。先代は、どちらかというとA3のクロスオーバー版というSUVらしさが弱いスタイリングだったが、存在感を大きく高めた。

八角形のシングルフレーム・グリルには8本の垂直バーが配され、スリムでシャープなLEDヘッドランプ、フロント左右の大きなインテーク、アンダーガードによって精悍さを強調。

SUVらしい力強さを表現した前後のブリスター・フェンダーや、彫りの深いサイドのロア・ラインなどにより、ワイルドなアピアランスが新型であることを主張する。

リアデザインも、アウディSUVファミリーのテイストを受け継ぎ、バンパー下部のアンダーガードを思わせるテールパイプ一体式のパネルが後姿を引き締める。アウディ定番のシーケンシャルに点灯するダイナミック・ターンインジケーターも備わった。

また、通常のSUVボディに加え、リアウインドウを寝かせたクーペスタイルの「スポーツバック」が追加されたのもニュースだ。

2. クーペSUV Q3スポーツバック登場

ヨーロッパのSUVの新た流れとなっているクーペタイプが、新型Q3に用意された。アウディとしてはQ8に続く2作目となる。

そのスタイリングは、クーペのような低いルーフとキャビン、フラットなルーフライン、大きく傾斜したDピラーが特徴。ワイルドさの中にエレガンスを併せ持つ、いまのSUVには欠かせない流れは大きな武器となろう。

クーペSUVのアウディQ3スポーツバックは、寝かせたDピラーが特徴。
クーペSUVのアウディQ3スポーツバックは、寝かせたDピラーが特徴。    上野和秀

全長も10mm延長された。これよりスポーティで上品なプロフィールとなり、ひと回り大きく見える。

ルーフラインは低められると共に後端が大きく傾斜し、長いルーフエッジ・スポイラーが備わるため、ノーマルのQ3よりも長く見えるがその差は前述のように10mmだけ。

全高は通常のQ3より45mm低い1565mmとなる。

ルーフが低められたことにより、ヘッドスペースが気になろうが、前席の座面から天井までの高さは通常のQ3に比べて23mm低い1031mm。後席は48mm低い928mmとなる。

乗り込んでみれば、よほどの長身でなければ、実用性を損なうことはなく、心配はいらない。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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