【価格/サイズ/内装は?】フォード・ブロンコ新型 2021年型のスペック/最低地上高/エンジンは?

公開 : 2020.07.14 21:20  更新 : 2020.07.29 15:59

「フォード・ブロンコ」が復活。北米で今朝発表された6代目は、2ドアに加えて、初めて4ドア(5人乗り)が登場。エンジンは2種類を用意。ボディサイズ、北米価格、スペック、インテリアをご紹介します。

6代目ブロンコとは

フォードは、24年ぶりに本格オフローダー「ブロンコ」を復活させた。

新型ブロンコは、四輪駆動の2ドア(4人乗り)、4ドア(5人乗り)という2種類を用意。さらに、公道走行にフォーカスしたブロンコ・スポーツを加えたラインナップで登場した。

新型フォード・ブロンコ(北米2ドア仕様)。
新型フォード・ブロンコ(北米2ドア仕様)。

本記事では、ブロンコの2ドアと4ドアについて解説しよう。

2ドアのジープの対抗馬として、フォードが1965年に送り込んだブロンコ。しかし、1996年には生産を終えてしまった。

アメリカで高い人気を誇るオフローダー市場に向けて、そしてビジネス面でも魅力的なSUVカテゴリーに力を入れるため、フォードは復活という道を選んだわけだ。

6代目となるブロンコは、「人気トラックのFシリーズのタフネスさ、マスタングのパフォーマンス・スピリットを持ち合わせた」と同社は説明している。

プラットフォームは、ピックアップ・トラックのフォード・レンジャーと共用され、2ドア仕様に加えて、今回初めて4ドア仕様が加わった。

新型ブロンコ 外観/サイズ

外観は、短いオーバーハング、四角いボディワーク、オフロード志向のワイドなスタンスが特徴。

競合に対して、17%もサスペンション・トラベルを大きく確保したというスチール・シャシーには、35インチまでのタイヤを装着することができる。

新型フォード・ブロンコ(北米4ドア仕様)。
新型フォード・ブロンコ(北米4ドア仕様)。

グレードは、ベース、ビッグベンド、ブラックダイアモンド、アウターバンクス、ワイルドトラック、バッドランズという6種類を用意。

2ドア・ボディは、標準で3分割式の脱着式ルーフを採用。4ドア・ボディは4分割式となる。さらに、取り外しが容易なフレームレス・ドアが標準採用されている。

2ドア仕様のベースモデルは、北米仕様の3サイズが以下のようになっている。全幅はミラー折畳み時の数値で、カッコ内は4ドア仕様の値だ。

全長:4412mm(4810mm)
全幅:1928mm(1928mm)
全高:1826mm(4ドア・ソフトトップ:1854mm)
ホイールベース:2543mm(2949mm)

新型ブロンコ シャシー

2ドア・ボディのベース車(30インチ・タイヤ)のシャシースペックは下記のとおり。カッコ内は35インチ・タイヤ装着車の値だ。

最低地上高:213mm(294mm)
最大渡河水深:850mm
アプローチアングル:35.5°(43.2°)
ブレークオーバーアングル:21.1°(29.0°)
デパーチャーアングル:29.8°(37.2°)

新型フォード・ブロンコ(北米4ドア仕様)。
新型フォード・ブロンコ(北米4ドア仕様)。

サスペンションは、フロントが独立懸架、リアがソリッドアクスル/コイル/5リンクという構成。

トラベル量が大きいビルシュタイン・ダンパーをオプションに設定している。

新たなテレイン・マネジメント・システムでは、「GOAT」(Go Over All Terrain)というドライブモードが採用された。これは、ノーマル、エコ、スポーツ、スリッパリー&サンド、バハ、マッド/ラッツ、ロッククロールという7種類のセッティングを使い分けることができるもの。

4×4システムは、ベースとなるのが、2速電子制御式シフト・オン・ザ・フライ・トランスファーケース。オプションの2速電気機械式トランスファーケースは、2Hと4Hを自動で切り替えるシステムとなっている。

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