【新型Z、謎のミニカー】フェアレディZ発表 同時公開のミニカーはトミカ 発売は? 仕様はこのままか

公開 : 2020.09.21 05:50  更新 : 2022.09.26 14:35

9月16日に世界で初めて披露された、新型フェアレディZ(プロトタイプ)。同じ日に実はもう1台、「フェアレディZプロトタイプの #トミカ」が公開。発売されるのか? プロトタイプ仕様のまま? 調べました。

新型Z もう1台の「プロトタイプ」

text:Kumiko Kato(加藤久美子)

9月16日に世界で初めて披露された、新型フェアレディZ(プロトタイプ)。

発表の様子はオンラインで一般公開され、ベールを脱いだその姿に日本はもちろん、北米を中心とした世界中のZファンが熱狂した。

日産パビリオン横浜に展示されている新型フェアレディZ(プロトタイプ)のミニカー。
日産パビリオン横浜に展示されている新型フェアレディZ(プロトタイプ)のミニカー。    加藤博人

世界に1台しかないZのプロトタイプは翌日9月17日から早くも一般公開がおこなわれ、筆者も日産パビリオン横浜に足を運んだ。オンライン発表会と同様、新型フェアレディZは初代240Zとともに展示されていた。

そして同じ日に実はもう1台、パビリオンから少し離れた場所にある日産グローバル本社ギャラリーにて公開が開始されたプロトタイプの「新型フェアレディZ」がある。

新型フェアレディZと同じ黄色いボディカラーの3インチミニカーである。日産の公式ツイッターでは「フェアレディZプロトタイプの #トミカ」と紹介されている。

数えたところ、この新型フェアレディZトミカは5台が展示されていた。他にも歴代フェアレディZや歴代スカイラインのトミカ、AUTOart(オートアート)やignition(イグニッション)モデル、トランスフォーマーに至るまで、さまざまな種類のミニカーを展示。

「Z祭り! ミニカー達が大集合」と題され9月24日までの予定で展示されるそうだ。

そして、多くのZファン、トミカファンが気になっているのは、このトミカが発売されるのかどうか? ということである。

単に新型フェアレディZプロトタイプの発表に合わせて作った展示用のワンオフモデルなのか?

新型Zのトミカは市販されるのか?

確かに通常トミカと同じタイヤやシャシーを使ってはいるが、窓は黒く塗られており中は見えない。
ドアが開いたり、リアゲートが開いたりするギミックもなさそうだ。

「ミニカーショップルット」店長の五島昭仁氏は以下の通りコメントをする。

日産内田CEOが手に持っている、謎のミニカーは、トミカだった。
日産内田CEOが手に持っている、謎のミニカーは、トミカだった。    加藤博人

「わたしも日産グローバル本社のギャラリーまで足を運んで、実際のミニカーを見ましたが、これはワンオフ(1回限り作られる物)ではありませんね」

「プレスラインがきちんと入っていました。おそらくこのまま、新型フェアレディZプロトタイプがベースのトミカとして世に出る可能性が思います」

ちなみに、日産自動車では報道関係者向けの広報画像にも、内田社長がトミカを手に持っている写真や、パビリオン内の台の上でトミカを動かしている写真を公開している。

それにしても発表と同日にトミカも公開とは驚く人もいるかもしれないが、トミカは「まずは実車ありき」でミニカー作りをおこなう会社である。

実車のコンセプトやデザインを大事にするために、企画段階から自動車メーカーと共にトミカの開発をおこない、時間をかけて形を作っていく。

長いものでは企画から商品化までに1年以上かかる場合もある。

過去には東京モーターショーで自動車メーカーのコンセプトカーを発表した同日に同じモデルのトミカが会場で発売されたこともあった。

新型フェアレディZトミカの市販や時期について、タカラトミーの広報担当者に聞いてみることにした。

記事に関わった人々

  • 加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

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