【ベントレーの特別仕立て】新型コンチネンタルGTマリナー クーペ仕様が登場 W12/V8をラインナップ

公開 : 2020.09.22 08:20

英ベントレーが、ビスポーク車両の「コンチネンタルGTマリナー・クーペ」を発表。インテリアには、40万針のステッチを施す特別モデル。カタログ仕様の新型コンチネンタルGTと、どれだけ違うのでしょうか?

ダブル・ダイヤモンドのグリル

イギリスの高級車ブランド、ベントレーのビスポーク部門であるベントレーマリナーが、新型コンチネンタルGTマリナー・クーペを発表した。

自動車用コーチビルダーでもあり、カスタマーが望む仕様に合わせた車両製作を手がける部門「マリナー」が設計・製造した作で、実車は9月22日に英国・ブレナム宮殿で開催されるサロン・プリヴェに展示される。

コンチネンタルGTマリナー クーペ仕様
コンチネンタルGTマリナー クーペ仕様

外観の特徴は、新しいダブル・ダイヤモンド・マトリックス・グリル。それを引き立てるのが、銀/黒のデザインとクロームメッキを施されたフロントフェンダーベント。

足もとは、ペイントとポリッシュの仕上げが美しい特注の22インチ・マリナーホイールを装着。各輪のセンターバッジは、常に「B」のロゴをセルフレベリングで直立させるようになっている。

内装は、8種類にもなる3色のセットアップをマリナーが提案した。メイン・ハイド、セカンダリー・ハイドの新しい組み合わせに加えて、流れるようなラインで3色目をコーディネート。キャビン全体にエレガントなコントラストを生み出している。

また、シート、ドアトリム、リアクォーター・パネルに「ダイアモンド・イン・ダイアモンド」のキルティングが施され、ダイヤモンド・デザインの中にコントラストとアクセントステッチが縫い込まれる。

40万針のステッチ 88種類のウッド・フィニッシュ

このキルティングを車内全体に施すには約40万針のステッチが必要で、1つのダイヤモンドには712本のステッチが入る。それぞれのステッチは、ダイヤモンドの中心を指すように正確に配置。これを実現するための刺繍工程の開発だけでも18か月を要したという。

ドアを開けると、マリナーのウェルカムランプがオーナーを迎える。また、フロアマットは、内装の他のカラーテーマに合わせてマイクロパイピングで縁取られる。

コンチネンタルGTマリナー クーペ仕様の内装
コンチネンタルGTマリナー クーペ仕様の内装

センター・コンソールには、新しいダイヤモンド・ミルド・テクニカル・フィニッシュを施され、両側にはクローム・オーバーレイで仕上げたグランド・ブラック・ウォールナット・パネルを配置。

ウッドのパネルは、内外装に合わせて88種類のカラーリングから、パーソナライズしていくこともできる。

なお、コンチネンタルGTマリナーのエンジンは、635psを発揮する6L W12ユニット、または550psの4L V8のいずれかを選択可能(市場によって異なる)。

これに、48V電動アクティブ・アンチロール・テクノロジーであるベントレーダイナミックライドを標準装備し、コーナリング時にはボディコントロールと優れた安定性を発揮する。

コンチネンタルGTマリナーのクーペ仕様/コンバーチブル仕様の受注は10月から開始。日本へのデリバリーは2021年第2四半期を予定している。

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