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2017.03.16

V8 4シーター、フェラーリGTC4ルッソT、日本初お披露目

2016年9月のパリ・モーターショーで発表されたフェラーリGTC4ルッソTが、日本初お披露目された。フェラーリではこのGTC4ルッソTを「スポーツ性と多用途性を備え、毎日のあらゆるドライビング状況に完璧に応える一台を求める方に向けてデザインした」と謳っている。会場ではフェラーリ社極東・中東エリア統括CEOのディータ・クネヒテル氏と、リノ・デパオリ・フェラーリ・ジャパン代表取締役社長からGTC4ルッソTのキャラクターと特徴が説明された。

基本的には既に販売されている4シーター・モデルで様々なシーンで活躍する12気筒エンジンを積むGTC4ルッソのバリエーションとして追加されたもので、フロントにV8ターボ・エンジンを搭載することと、後輪駆動である点が最大の差異だ。開発に当たっては、V12モデルと同等のハンドリング特性を維持しつつ、よりスポーティな感覚を際立たせるビークル・ダイナミクスが設定されたという。

既に実績のあるV8ターボ・エンジンには、革新的な技術のひとつとしてが可変ブースト・マネージメントが採用された。これにより走行状況に合わせた最適なトルクを発生させると共に、鋭いピックアップと最適な燃費性能を実現している。この可変ブースト・マネージメントによって全域で厚いトルクが発揮できることから高めのギア比に設定でき、燃費性能の向上にも貢献しているという。

駆動方式は12気筒モデルでは独特な方式の4WDだったが、GTC4ルッソTは後輪駆動のみとされた。エンジンのコンパクト化とあわせ車輌重量は大幅に軽減され、前後重量配分は46:54とリア寄りに設定されている。このほか4輪操舵システムとしてリア・ホイール・ステアリング・システムを備え、最新のSCM-Eサスペンション電子制御システムであるESP9.0 に加え、第3世代サイドスリップ・コントロール(SSC3)とも統合され、高い次元のコーナリング性能と俊敏なハンドリングを実現したという。

8気筒モデル(左)と12気筒モデルと比較すると以下のようになる。
●総排気量:3855cc/6262cc
●最高出力:610CV/7500rpm/690CV/8000rpm
●最大トルク:760Nm/3000〜5000rpm/675Nm/5750rpm
●乾燥重量:1740 kg/1920kg
●最高速度:320 km/h 以上/335 km/h
●0-100km/h加速:3.5 秒/3.4秒

これを見てお判りのようにダウンサイジング化されているが、パフォーマンスはほとんど変わらないことが分かる。逆に最大トルクは675Nmから760Nmに向上しているほどだ。また目に見えない部分だがエンジンがコンパクトになったことから、ノーズが軽くなりハンドリングが向上しているという。

GTC4ルッソTは既に受注を開始しており、多彩なオプショナル・パーツにより自分だけの1台を作り上げることができる。車両本体価格は2,970万円(税込)とアナウンスされた。

text & photo:Kazuhide Ueno (上野和秀)
 
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