ルノー・カングー、仏担当者も驚く日本の独自性 カングー・ジャンボリーでインタビュー

2018.05.26

カングーの欧州事情 日本との違い

ヨーロッパと異なるカングーの使われ方

「まず大きく違うのは、売ってるクルマです。日本は100%乗用車ですけど、ヨーロッパではほぼ70%が商用車で、30%が乗用車です」

「日本では乗り心地の良さが高く評価されていたり、また生活の中に取り込みやすいクルマでもあるから、こうした使われ方がされてるのでしょうね。フランスでも、やはり乗用車の方はどちらかといえばファミリーカーとして使われています。小さいお子さんが2〜3人にいる家族が多いです。フランスには7人乗りのモデルもあるので、日本のミニバンのように使われています」

他社モデルを凌ぐ強みとは?

「まずバリエーションが豊かなことでしょうか。MTだけじゃなく、ATもある。他の競合のクルマ達には、ここまでの多様性はありません。カングーはユーザーを選ばないんです」

「それから、ネットワークの強さも大きな要因でしょうね。フランスだけじゃなく、ルノーの拠点はヨーロッパ全土にたくさんあります。もうひとつは、ルノーというよりもカングーを指名で買いに来られるユーザーが多いこと。実はヨーロッパも同じなんですね。カングーがブランド化してるんです」

「カングーは2010年には10万台が売れましたが、昨年は17万台です。ちなみに右ハンドルは17万台のうち1万5000台から2万台ぐらいで、販売しているのはイギリスとオーストラリアと日本だけ。その10%強ぐらいが日本です」

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