大規模リコールのスズキ 5月の販売に影響は? 「2019年5月に売れた日本車」

2019.06.13

2019年5月 車名別販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)

1位 ホンダN-BOX 2万2231台
2位 スズキスペーシア 1万3391台
3位 日産デイズ 1万1883台
4位 トヨタプリウス 1万1005台
5位 ダイハツタント 1万993台
6位 ダイハツ・ムーヴ 9345台
7位 日産ノート 8058台
8位 ダイハツ・ミラ 7957台
9位 トヨタ・アクア 7845台
10位 トヨタ・ルーミー 7728台

11位 トヨタ・シエンタ 7580台
12位 トヨタ・カローラ 7311台
13位 スズキ・ワゴンR 6981台
14位 トヨタRAV4 6817台
15位 ホンダ・フリード 6579台

ホンダN-BOX 21カ月連続首位

5月の乗用車の車名別ランキングは、依然として軽自動車の堅調ぶりが目立った。首位に立ったのは一昨年9月に全面改良を行ったホンダN-BOXで、全モデルの中で唯一2万台オーバーの2万2231台(前年同月比18.1%増)、しかも第2位以下とは9000台近い差をつけて21カ月連続でのトップにつく。

続く第2位には、昨年12月にSUVデザインのギアを設定してラインナップの強化を図ったスズキ・スペーシアが同18.5%増の1万3391台を達成して前月と同様にランクイン。続いて、3月に新型に移行した日産デイズが同39.1%増の1万1883台を成し遂げて3ランクアップの第3位に入り、9カ月連続でトップ3を軽自動車が占有した。

登録車で首位のトヨタ・プリウスは、同19.3%増の1万1005台を記録して前月と同順位の第4位に位置。第5位には、モデル末期ながら同14.8%増の1万993台を達成したダイハツ・タントが入った。また、登録車で第2位の日産ノートは同6.9%減の8058台で3ランクアップの第7位、トコットの販売が好調なダイハツ・ミラは同12.5%増の7957台で1ランクダウンの第8位、昨年11月に一部改良を行ったトヨタ・ルーミーは同8.9%増の7728台で3ランクアップの第10位に位置する。

トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この割合になるのは、19カ月連続である。

注目の新型車の販売成績を見ていこう。昨年9月にマイナーチェンジを行ったトヨタ・シエンタは前年同月比30.8%増(7580台)で第11位に、昨年6月にハッチバックモデルのスポーツを追加したトヨタ・カローラは同31.9%増(7311台)で第12位に、4月にフルモデルチェンジしたトヨタRAV4は月販目標の3000台を大きく上回る6817台を販売して第14位に、昨年10月に一部改良を行ったトヨタ・アルファードは同36.5%増(5200台)で第22位に、1月末に1.5ℓVTECターボエンジン搭載車を追加したホンダ・ヴェゼルは同24.8%増(4818台)で第23位に、3月にフルモデルチェンジした三菱eKは同36.6%増(3570台)で第29位に位置。

また、昨年7月にフルモデルチェンジしたスバルフォレスターは同206.3%増(2527台)で第40位に、昨年6月にフルモデルチェンジしたトヨタ・クラウンは同183.9%増(2461台)で第41位に、今年に入ってから増産体制に入ったスズキ・ジムニーは同237.1%増(2373台)で第42位、スズキ・ジムニーシエラは同1152.9%の大幅増(639台)で第68位に、昨年8月に一部改良を実施したトヨタ・カムリは同51.8%増(1929台)で第47位に、5月24日に発売されたマツダ3は1682台の販売を記録して第50位に入る。

さらに、2月に大がかりな商品改良を行った三菱デリカD:5は同49.5%増(1525台)で第52位に、昨年11月よりハイブリッドモデルの販売を開始したホンダCR-Vは1035台の販売を記録して第58位に、昨年10月に登場した新型レクサスES300hは1009台を販売して第59位にランクインした。

ちなみに、3月に一部改良を図ったトヨタ・ジャパンタクシーは同31.4%増の670台、昨年7月にデビューした新型軽バンのホンダN-VANは月販計画3000台を上回る3655台の販売台数を成し遂げた。

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