電気を流すと発光する塗料、ルミロール

2016.06.29

普段は元の塗装色のままだが、スイッチを入れて電気を流すと発光するという特殊塗料、ルミロールが発売される。その発売元であるルミロール・ジャパンでは、その第一弾として「光るスポイラー」を企画した。

このルミロールは、いわゆるEL発光素材のひとつだが、従来のシート状の素材ではなく、塗料であるため、自由な形状に、あるいは3次元的に物を光らすことができるというもの。必要なものは、ペイントされた素材(ボディ・パーツ)と、バッテリーから直流電流を交流電流に変換するインバーターだけだ。

「面発光」は面白いツールで、強い直列的な光を放つLEDとは全く異なる質感を示す。また、よく勘違いされるそうだが、従来からある「蛍光塗料」ではなく、自分で発光する点が大きく異るという。

カラーはアクア、ブルー、グリーン、オレンジ、ホワイトの5色が用意され、それぞれのカラーによって耐久時間は異なるが、例えばホワイトであれば、47.3〜1500時間という。

この「光るスポイラー」の公開イベントが、この週末、7月2日土曜日に、首都高速湾岸線・大黒PAで22:00から23:00までの間行なわれる。ここでは、テスラモデルS(スポイラー全面塗装例)、BMW 323i(スポイラー後端部・部分塗装例)、ハーレーダビッドソン(バイク施工例)の3台が展示される。

同社では国内特許を取得し、現在本格販売に向けた準備をしているという。同時にクラウドファンディングを利用して、10例程度の施工を早期実施する予定だ。また取り扱い代理店を各県2つまでを上限として募集しているので、興味のある方はルミロール・ジャパンまでご連絡を。なお、ホームページには詳しい情報も掲載されている。

ルミロール・ジャパン http://lumilorjapan.com



おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像