BENTLEY 100th Anniv.[オリジナル記事を見る]AUTOCARのロゴも100年前に

初試乗

2019.04.13

ベントレー・コンチネンタルGT W12ファーストエディション

コンチネンタルGTは2003年の誕生以来の2世代で、世界中で6万5000台以上を販売するに至った。
全長いっぱいに続き、リアバンパーへと回り込む幅広いクロームのバンドが、新型にも受け継がれた。よりハードな仕様では、これがブラックアウトされるだろう。
テスト車には21インチホイールが装着されていたが、これは2種類のデザインが標準設定される。軽量な鍛造22インチも設定され、こちらはオプションで手作業のツイステッドポリッシュが用意される。
W12ユニットの排気口はダミーではなく、穴開け加工されたスリーブはデザイン性だけでなく排気温度低下にも寄与するという。
ヘッドライトは、ロービームでも非常に明るい。LEDマトリックステクノロジーを用い、レンズ内にはクリスタルのカットのようなグラフィックが映える。
ロワーグリルをクロームで飾るオプションには、好みが分かれるところだろう。テスト車に装着されたそれを選択しないオーナーも多いはずだ。ここがブラックだと、押し出し感は多少薄らぐ。
エンジンの気筒数は、フロントフェンダーのエアベントに記される。今のところ12しかないが、将来的には8や6が加わるかもしれない。また、この数字は書き入れないこともできる。
テールライトの形状は、これまでと大きく変わった。直下の排気口と似た楕円形で、クロームリングに囲まれている。
ノーズはこれまでより低くなったが、ヘッドライト付近から立ち上がったパワーラインと呼ばれるプレスラインは健在で、これがマッチョなリアフェンダーに向けて伸びている。
コクピットは、ウッドパネルやクローム、分厚いカーペットやレザーといった多彩な質感で織り成され、クラシックなムードを醸す。デジタル式となったメーターは完成度が高い。
ブルズアイと呼ばれる円形エアベントや時計のベゼルに施されたダイヤ型の加工がお好みなら、1470ポンド(約22万円)の追加出費が必要だ。
この細かいダイヤ型の加工は、1ヶ所あたり712ものステッチが施されている。もっとも、実際に数えたわけではなく、ベントレーの発表による数字だが。
アナログの温度計とコンパス、クロノメーターが並ぶウッドパネル。エンジンをかけるとパネルごと回転してディスプレイが現れ、エンジンを切ると再び閉じる。走行時に、任意で開閉することも可能だ。
数多くの機能を操作するタッチ操作式ディスプレイ。グラフィックは鮮明で見やすく、メニューの切り換えは滑らかでレスポンスもいい。
2トーンのレザーシートは電動調整式で、着座位置はクーペとしては高め。サポート性もコンフォートさも文句なし。
リアへ向けてスロープのついたルーフと2+2レイアウトにより、後席はヘッドルームもレッグルームもタイト。大人が長時間乗り続けるのはつらい。
358ℓのトランクルームは狭く、ゴルフバッグを2セット積むには無理やり詰め込まなければならないだろう。とはいえ、週末の旅行くらいならまったく問題ない容量だ。
新型コンチネンタルGTは2.3トン級の巨体だが、ストレートでもコーナーでも巧みにそのウェイトを感じさせない。
クルマとの一体感は先代をはるかに凌ぐレベルで、これまでより走りに熱中できる。スポーティさをこれまでより高めようという試みは、成功を収めている。
スポーティとはいえ、DB11のような純然たるハンドリングバランスを得るほどではない。また、ハードな走行モードで荒れた路面に出遭うと、乗り心地にややザラつきが感じられる。
卓越した高級感を誇るスーパーGTカーはダイナミズムが加わったが、クラストップを奪取するには至らなかった。

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