前席2人の間にエアバッグ装備 メルセデス・ベンツCLEクーペ スタイリッシュの中にも安全性を

公開 : 2024.03.21 17:45

メルセデス・ベンツは最新世代の2ドアクーペである「新型CLEクーペ」を発表しました。ボディサイズは、全長4850/全幅1860/全高1420mmで伸びやかなイメージとともに、余裕のある室内空間を実現しています。

最新世代の2ドアクーペ「CLEクーペ」発表

メルセデス・ベンツは、最新世代の2ドアクーペである「CLEクーペ」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売を開始した。

同社がこれまで築き上げてきたクーペの伝統・歴史を受け継ぐCLEクーペは、革新的なコンセプトとテクノロジーを採用しながら、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えた全く新しい2ドアクーペであると述べている。

新型メルセデス・ベンツCLEクーペ
新型メルセデス・ベンツCLEクーペ

2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用したプロポーションは、メルセデスデザインの基本思想である「センシュアル・ピュリティ」によって磨き上げられ、ダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを形成した。

ボディサイズは、全長4850mm/全幅1860mm/全高1420mmとなっており、2ドアクーペとしてエレガントなイメージを与えるとともに、ゆとりある室内空間も十分に確保し、後席も高い居住性を備えるという。

インテリアは、専用開発のスポーツシートやメルセデス・ベンツとして初採用のナッパレザーのストラップを採用したイージーエントリー機能などプレミアムクーペに相応しい数多くの装備が採用され、さらには学習能力や使い勝手を高めた第3世代のMBUXも搭載する。ドライバーの操作負担を軽減するルーティン機能や予測提案を行うゼロレイヤーなど、新時代の室内環境も用意。

パワートレインには、ISGにより電動化された2L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載。スポーツサスペンションが標準となる他、連続可変ダンピングシステム搭載のダイナミック・ボディ・コントロール・サスペンションとリア・アクスルステアリングをオプションで用意し、スポーティでダイナミックなドライビングを提供する。

エクステリアとインテリアデザイン

エクステリアデザイン

メルセデス・ベンツの2ドアクーペならではのスポーティかつエレガントで伸びやかなプロポーションを「センシュアル・ピュリティ」によって磨き上げた魅力的なエクステリアは、フロント/サイド/リアのどこから見てもエモーショナルなスタイリングとなっているとメルセデスは表現した。

フロントデザインは、立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのフロントグリル、僅かに逆スラントとしたシャークノーズ、スリムなフルLEDヘッドライト(デジタルライト)、空力性能に優れた力強いフロントエプロンが逞しくも美しい印象を与え、プレミアムクーペならではのロングボンネットに配されたパワードームもフロントマスクのダイナミックな印象を強調している。

新型メルセデス・ベンツCLEクーペ
新型メルセデス・ベンツCLEクーペ

サイドは、ショートオーバーハング、ロングボンネット、ロングホイールベース、そして滑らかなルーフラインが美しいクーペシルエットを形成。

ヘッドライト/リアコンビネーションランプからそれぞれ伸びる前後のライン、ドアパネル下部を後方に向かって僅かに上昇しながら貫くライン、これら3本のラインが伸びやかなサイドの優美な曲面に絶妙なエッジを加えることで面の美しさを強調。同時に力強く張り出した前後ホイールアーチを印象的に引き立てるという。

アルミホイールは標準で19インチ、オプションで20インチを用意し、どちらもスポーティかつ精悍なスタイリングを強調する。

リアは、力強く張り出したフェンダーと先進的なデザインのリアエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなリアコンビネーションランプが、上質で存在感のあるリアエンドを形成した。

トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップが備わり、リアエンドにスポーティなアクセントを加える。

今回導入するCLE 200クーペ・スポーツ(ISG搭載モデル)は、AMGラインエクステリアが標準採用され、力強くスポーティなスタイリングとなると同時に、ボディカラーはマグノ(艶消し)カラーを含む9色から選択が可能だ。

インテリアデザイン

CLEのインテリアには、プレミアムクーペのスポーティさを引き立てるドライバーオリエンテッドなコックピットデザインを採用。

人間工学に基づいて配置された12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイがコックピットを先進的かつ機能的に引き締めており、ドライバーを重視することでスポーツ感を強調すべく、11.9インチのメディアディスプレイを6度、ドライバー側に傾けたデザインが採用された。

ダッシュボードのトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットなどにはアンビエントライトが備わり、車内の洗練された雰囲気を一層高めるという。加えて広範囲に広がるインテリアトリムには、標準でブラウンウォールナットウッド、オプションでブラックオープンポアウッドを用意し、いずれも相応しい贅沢な雰囲気を演出する。

フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用。シート素材は標準でレザー・アルティコ(ブラック)、オプションで4色の本革内装を用意した。

本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージ(運転席・助手席)やシートベンチレーター(シートヒーター機能含む)(運転席・助手席)も装備される。

今回導入するCLE 200クーペ・スポーツ(ISG搭載モデル)は、AMGラインインテリアが標準採用され、独創的な3ツインスポークとフラットボトムデザインが特徴のマルチファンクションステアリングやアルティコ・ダッシュボードなどが一層スポーティかつ上質な室内空間に仕立てられた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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