BMW5シリーズ 詳細データテスト 強心臓と洗練されたサスペンションを兼備 車体は大きくなりすぎ

公開 : 2024.04.13 20:25

快適性/静粛性 ★★★★★★★★★☆

以前にi5をテストした際には、テスト車がパッシブダンパーのeドライブ40で、過敏な乗り心地が弱点だとお伝えした。その点、今回の550e xドライブは異なっている。高速道路でも、可能とあればEVモードになるような日常使いのルートでも、すばらしく洗練された乗り心地だ。

なめらかだが弱々しさはなく、20インチホイールを履いていても、ひどいポットホールや路面の波打ちをキャビンに伝えてこないのはうれしい誤算だった。

20インチホイールを履いているとは思えないほど、路面からの入力をうまくいなしてくれる。静粛性も上々だ。
20インチホイールを履いているとは思えないほど、路面からの入力をうまくいなしてくれる。静粛性も上々だ。    MAX EDLESTON

車内騒音は、80km/hで62dBA、113km/hで66dBAとみごとな静粛性を示した。EVモードなら、さらに2dBA静かになる。

マイナス点は存在感の大きいA/B各ピラーで、交差点などでの視認性を妨げる。また、前席のコンフォートシートのサイドサポートが、タッチ画面を介してしか調整できない点にも不満が残った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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