レクサスLBX 詳細データテスト インテリアの質感は高い 意外に硬い乗り心地 モアパワーがほしい

公開 : 2024.06.08 20:25

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

英国市場における最廉価版は2万9995ポンド(約600万円)のアーバンだが、中間仕様のプレミアム・プラス・デザインは3万5605ポンド(約712万円)、最上位のオリジナルエディションは4万5ポンド(約800万円)。いずれにせよ、スモールカーとしては高価だ。

ましてや、基本プラットフォームが同じトヨタヤリスクロスは2万5530ポンド(約511万円)から買えるのだから。しかし、洗練性やパワー、質感を考えると、価格差なりの違いがある。

LBXは、プレミアムもしくはセミプレミアムブランドのライバルよりかなり高い残価率が期待できるが、ミニには敵わない。
LBXは、プレミアムもしくはセミプレミアムブランドのライバルよりかなり高い残価率が期待できるが、ミニには敵わない。

他社に目を向けると、LBXと装備が同等の場合、アウディQ2の価格はほぼ変わらず、DS 3プジョー2008はやや安い。それらよりサイズの大きいメルセデスGLAクプラフォーメンターは、当然というべきか上の価格帯になる。

性能は実証済みのハイブリッドシステムを積むだけに、LBXの経済性には期待するだろうが、そこは運転の仕方に左右される部分が大きい。回生ブレーキを使わない113km/h巡航では16.0km/Lだったが、テスト時を通した平均は18.7km/Lをマークした。動力計測や高速道路での長距離移動を含めての結果だということを考えると、市街地や郊外などを走る機会の多い現実的なケースでは、もっといい燃費が出ると思っていいだろう。

レクサス車やトヨタ車の例に漏れず、保証は厚い。レクサスは標準で、全車3年/9.7万kmだが、1年/1.6万kmずつの追加が可能で、最大10年/16万kmまで延長できる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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