ジャガーF-ペース、続報

公開 : 2015.02.13 22:20  更新 : 2017.06.01 02:11

来年登場が予定されているジャガーF-ペースのスパイショットの最新作が届いた。このモデルは、スーパーチャージャー付きの3.0ℓV6を搭載するモデルで、ハイ・パフォーマンスなグレードのようだ。それを証明するかのように、2本の大きなテールパイプと、赤いブレーキキャリパーが見て取れる。

ジャガーはこのF-ペースについて、SUVではなく “クロスオーバー・スポーツカー” と呼んでいる。そのデザインは、2013年のフランクフルト・モーターショーでプレビューされたコンセプト・モデル、C-X17にほど近い。

サイズは、レンジローバー・イヴォークより400mm長い4720mm。スタイルはジャガーの典型的なデザインよりも、直立したピラーを持つのが特徴だ。C-X17が登場した時に、ジャガーはドライビング・ポジションはイヴォーク同様に低くセットされ、F-タイプをドライブしているようなフィーリングを与えるとコメントしていたが、これがF-ペースの重要なファクターにもなっている。また、C-X17ではマッシブなボンネットが特徴のひとつだったが、このF-ペースも厚いカモフラージュがされているものの、その特徴を引き継ぐものと思われる。

ボンネットの下に納められるエンジンについては、現時点でそのラインナップは明らかではない。予想されるのは4気筒のインゲニウム・ユニットと、F-タイプに使用される250psオーバーの3.0ℓスーパーチャージドV6が持ち越されることになろうということだ。

今回のスパイ・ショットでは、キャビンとダッシュボードの一部も見ることができた。テスト・モデルゆえにデータを収集する装置がつけられているが、それを除いて考えてみても、従来のJLRのプロダクション・モデルとは一線を画すデザインとなっている。

F-ペースは、今年80周年を迎えるジャガーにとって、初のSUVモデルである。そのネーミングは、ジャガーが1950年代、60年代に好んで使用したキャッチフレーズである “グレイス、ペース、スペース” というスローガンがベースになっているものと思われる。

F-ペースの直接のライバルは、ポルシェ・マカンBMW X4になるだろう。そのため、価格は、£35,000(622万円)からのスタートで、トップ・モデルは£50,000(890万円)程度の値付けがされることとなる。

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