【全天候型の小型EV】ボルボ 新型 EX30 クロスカントリーを初披露 日本導入が待たれる

公開 : 2025.02.12 07:05

ボルボがライブストリーミングにて小型電動SUVのタフネスバージョン『EX30 クロスカントリー』を初披露しました。日本への導入時期などは未定ながら、ボルボのクロスカントリーらしいスペックを備えたクルマに仕上がっているようです。

伝統の『クロスカントリー』の名を冠したEVが登場

ボルボは2025年2月10日午後9時(中央ヨーロッパ時間 午後1時)に、同社の最小クラスEV EX30の派生モデルSUV『EX30 クロスカントリー』をライブストリーミングで初披露した。

1997年の『V70XC』から連なるボルボのタフネスモデル伝統の『クロスカントリー』の名を冠する初のEVとなるボルボ EX30 クロスカントリー。

新型ボルボ EX30 クロスカントリー
新型ボルボ EX30 クロスカントリー    ボルボ・カーズ

市街地での取り回しも良く、満充電からの最大航続距離は427km(欧州参考値)を誇る。また、10%から80%までわずか26分での充電も可能だ。

駆動方式はAWD(全輪駆動)で、車高は標準のEX30よりも高められている。オプションの18インチ・オールテレーンタイヤを装着すれば、郊外へのドライブや自然の厳しい路面状況にも難なく対応が可能となる。

ダークカラーが採用されたグリルやトランクリッドに、厚みのあるスキッドプレートとホールアーチなども、よりタフな印象を強めることに寄与している。

クルマというより、ひとつの体験

スウェーデンはラップランド地方の広大な自然を舞台に初披露されたボルボ EX30 クロスカントリー。ボルボが同車に託しているのは「『クロスカントリー』は単なるクルマではなく、ひとつの体験であるべき」ということ。

ボルボ・カーズのジム・ローワンCEOは「この丈夫で全天候型というコンセプトは、ボルボブランドの中核をなすものです」「だからこそ、EX30 クロスカントリーのお客様には、単にクルマとしてではなく、充実した経験をお届けしたいのです」と語る。

新型ボルボ EX30 クロスカントリー
新型ボルボ EX30 クロスカントリー    ボルボ・カーズ

その思想を体現するものとして、ボルボではEX30 クロスカントリーのオーナーに対して、新しいエクスペリエンス・パッケージの提供を開始するという。その内容は大自然を探索する際にクルマが持つポテンシャルを最大限に引き出すためのアクセサリー、ギア、情報へのアクセスからなる。

専用のアクセサリーパッケージ「クロスカントリー・エクスペリエンス」には、専用のロードキャリア、ルーフバスケット、18インチATタイヤ、マッドフラップなどが用意されているという。

一部市場で今年春から納車の予定

安全、快適性、性能を兼ね備えた冒険心溢れるオールロードカーである新型ボルボ EX30 クロスカントリーは、一部の市場で注文の受付を開始、今年の春後半ごろから納車が開始されるという。

現段階では日本市場への導入時期などは未定だが、ボルボファンにとっては待ち遠しい1台となるのではないだろうか。

新型ボルボ EX30 クロスカントリー
新型ボルボ EX30 クロスカントリー    ボルボ・カーズ

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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