アウディSQ5 第2回

公開 : 2015.02.28 20:30  更新 : 2017.05.22 13:56

2月20日
SQ5を借り出してからこれまで雪は降らず、天気予報でもしばらく雪の降る気配はないので、結局、ドライの路面だけのインプレッションになってしまいそうだが、今日は実家の近くのワインディングで、その実力を味わってみた。場所は甲府市街の北に位置する昇仙峡から千代田湖に至る約5kmの峠で、2速と3速を使う比較的タイトなコーナーが続き、場所によってはかなり回りこんだコーナーもあるので、限界性能を見極めるのには良いコースだ。最近は、このコースを走りこんでいるので、私のベンチマークとなっている。

ドライブ・モードを通常のオートから動的(ダイナミック)にすると、足が引き締まり、シフト・ポイントも変わる。レッドゾーンまできれいに吹けきって回るV6エンジンはパワフルで、コーナーとコーナーの繋ぎの直線でも、驚くようなスピードになっている。強大なパワーとセルフロッキングディファレンシャルのお陰もあり、アクセルのオン、オフだけでコーナリング姿勢のコントロールが容易にでき、姿勢を崩すことなく、自在にコーナリングが出来る。この繰り返しで、コーナーをクリアしてゆくと、実に愉快でどこまでも走っていたい気分になってくるから不思議だ。装着しているタイヤはスタッドレスのミシュラン・グリーンX、235/55R19サイズであるから、ノーマル・タイヤであれば更にグリップは上がるだろう。

トータル燃費
今回の試乗の総走行距離は815kmで、その間の給油は113.5ℓであった。従って。7.18km/ℓの総燃費となった。サーキットや、ワインディングでの走行が多く、アクセルを全開にしている時間が長かったことを考えれば、当然の数値であろう。因みに高速の定常走行では10km/ℓを上回っていたことを報告しよう。

まとめ
さて、約一月半に亘り、Audiの3台を乗り継いできた訳が、何れもAudiの基本コンセプトをしっかりと守りつつ、それぞれの個性も浮かび上がらせた、上質のクルマであることが認識できた。特に、Audiのお家芸ともいうべきクワトロ・システムは、時には雪上路面を走らざるを得ない、という状況になる地方では本当に心強い。今年は、甲府地方は意外と雪が少なく、雪面を走ったのは数回しかなかったが、心理面でのアドバンテージは計り知れないものがあったのである。

text & photo:笹本健次 / AUTOCAR DIGITAL編集長 photo:佐藤正勝

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