トヨタ、次期型『RAV4』を5月21日発表か 「ハンマーヘッド」デザイン採用

公開 : 2025.05.13 07:45

トヨタは5月21日に新型車を発表する予定で、具体的な詳細は不明ながら次期型『RAV4』ではないかと予想されています。新しい内外装デザインを採用しており、電動パワートレインの性能向上も期待されます。

フルモデルチェンジで第6世代へ?

トヨタは、5月21日に新型車を発表する予定だ。具体的な車名などは明かされていないが、公開された予告画像を見る限り、第6世代となる次期型『RAV4』ではないかと予想される。

上空から俯瞰視点の画像やこれまで目撃されたプロトタイプから、新型ランドクルーザーのデザイン要素を取り入れた、タフで力強いフォルムになるようだ。

次期型『RAV4』と思われる予告画像
次期型『RAV4』と思われる予告画像    トヨタ

さらに、新型アーバンクルーザーや改良型bZ4Xと同じハンマーヘッド型のヘッドライトを採用しているように見える。

インテリアの写真では、ランドクルーザーやアーバンクルーザーと同様のディスプレイレイアウトが確認できるが、従来の閉鎖型スクリーンではなく、2枚の「フローティング」タイプのユニットを使用している。

別の写真では、キャビンに太めのセンターコンソールが備わっていることが確認されている。

パワートレインの詳細はまだ明らかではないが、性能を向上させたプラグインハイブリッド(PHEV)が用意される可能性が高い。

RAV4は日本や米国で高い人気を誇り、特に米国ではトヨタのベストセラー車となるなど好調だ。しかし、欧州の一部地域ではやや存在感が薄く、例えば、昨年の英国では6100台しか売れていない。

なお、英国仕様のRAV4は2.5LガソリンエンジンをベースとするPHEVモデルのみの設定で、最高出力306ps、電気のみの航続距離は74kmだ。価格は4万4395ポンド(約865万円)から。

パワートレインの強化やデザインの刷新により、欧州でも再び存在感を発揮できるかどうかが注目される。次期型RAV4の販売は今年末に開始される見込みだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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