メルセデス-AMG GTのホット・モデル最新画像

公開 : 2015.03.31 22:40  更新 : 2017.06.01 02:10

AUTOCARは、2016年に販売が予定されている、メルセデス-AMGのハードコア・モデルのテスト風景をキャッチした。

3月初旬に開催されたジュネーブ・モーターショーにて姿を現したGT3レースカーをベースにしたモデルであることに変わらないが、’GT3’ のモデル名を使用する予定はないとのこと。

同時に ’ブラック・シリーズ’ なる名前を使用することも、AMGの関係者は否定している。

メルセデス-SMGのボス、トビアス・メールスは「ブラック・シリーズのネーミングはのちに必要になるはずですが、今はまだ使う予定はありません。というのも今のプロダクションはすべて基本が優れているからです。ブラック・シリーズの名前を与える時期がいつになるかはわかりませんが ’とっておき’ のものになるでしょう」と語る。

今回撮影に成功したスパイ写真をみるかぎり、ボンネット上のウイングレットや大型バンパーなどが特徴的だ。

メールスいわく「すべての領域で秀でていることを目標としています。単に直線番長であればいいというわけでなく、パワーやウエイト、エアロダイナミクス、サスペンションなどが絶妙にバランスしたクルマを求めています」とのこと。

1570kgのAMG GT Sよりも80-100kgの軽量化を目指しているとのことで、そのために異なった素材を採用することは既に決定しているのだそうだ。

A45 AMGが搭載する2.0ℓ 4気筒ユニットが360psを発揮することから、さらにそれを2つ ’繋げた’ 4.0ℓ V型8気筒ユニットならば700psを超えることも考えられるが、これに対して「当然のごとくシンプルな話ではありませんが、考慮の余地はありそうですね」と語った。

311km/hの最高速度を超えることは難しいかもしれないが、写真を見るかぎり前後のトレッドは拡大されるようだ。

AMG GTの保持する7分30秒というノルドシュライフェのラップタイムも10秒以上短縮することが求められており、そのうえメールスは「スタンダード・タイヤで達成したいものですね」と語る。

ともあれ、AMG GTのホット・バージョンは ’ほぼ確実に’ 製品化されるようだ。非常にハードにテストを繰り返しているようなので、今後の情報も期待したいただきたい。

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