マクラーレン570S、開発秘話

公開 : 2015.07.03 22:55  更新 : 2021.03.05 18:51

マクラーレンは、極めて激しいコンディションで彼らのクルマをテストすることで有名だ。570Sも例外ではない。アリゾナ砂漠にてテスト・チームに合流した。

野蛮。これほど570Sを適切に表現する言葉はない。

開発チームのエンジニアは、ちょうど高価な(というか値段がつかない)プロトタイプでオーバル・コースの240km/h巡航を終わらせたばかりだった。

焼けつくような暑さのなか、ドアを閉じ、窓を開け放ち、アイドリングのままクルマを休ませている。場所はアリゾナ。40℃を超える砂漠のど真ん中である。

車体からは熱風が噴出し、あたりは陽炎でゆらゆらと揺れている。

路面の温度は外気よりも20℃高い。B2戦闘機と同色に塗られたテスト車両は、陽光を吸い寄せ、地面からも熱を受けるのだ。3.8ℓ V8からの排熱も息が詰まるほどである。

まさに地獄のような環境に車両を投じるにには理由がある。熱間テストを行うことによって、車体の対応能力をあげていくことが目的だ。車体には数百もの温度センサーが貼り付けられている。

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