フォルクスワーゲン・パサートGTE

公開 : 2015.07.17 23:40  更新 : 2017.05.29 18:57

GTEが意味するのは、プラグイン・ハイブリッドであるということ。電力のみの航続可能距離は59km。CO2排出量はわずか37g/km。

■どんなクルマ?

昨日、日本で正式発表されたばかりのフォルクスワーゲン・パサート。すでにAUTOCARは、様々なグレードのテストを終えているが、今回はそのGTEバージョンがお相手である。パサートよりも小さなハッチバックと同様、ガソリンと電気の力によって、航続可能距離を最大限に伸ばすというのがGTEの主たる目的である。

ライバルにあたるのはボルボS60プラグイン・ハイブリッドとBMW 340e。内燃機関はフォルクスワーゲン製の1.4ℓ 4気筒であり、166psと25.4kg-mを発揮する。横置きのこのエンジンは、6速デュアル・クラッチ・ギアボックスの前方に位置する電気モーターからアシストを受ける。こちらは115psと33.6kg-m。フォルクスワーゲンが標榜するパサートGTEの合計出力は218psと40.8kg-m。ヴォルフスブルク自慢の最新のゴルフGTEに比べると14psと5.1kg-mの増強である。

選べるドライビング・モードは、E-モード/ハイブリッド/バッテリー・チャージ/GTEの4種。デフォルトのE-モードでは電力のみで59kmの走行が可能。最高速度は130km/hに及ぶ。GTEモードは、ガソリン・エンジンと電気モーターが共同作業を行うものであり、0-100km/hタイムは7.6秒を可能にする。最高速度は225km/hに及ぶ。パワープラントを両方作動させた状態の燃料消費率は62.3km/ℓ。CO2排出量はわずか37g/kmとなる。

電気モーターにエネルギーを供給するのは9.9kWhのリチウム・イオン・バッテリー。ゴルフGTEが使用するパナソニック製バッテリーよりも1.2kWh大きい。

組み立てはブラウンシュヴァイク工場で行われ、セルはサムスンから供給を受ける。

240Vの一般的な充電方式ならば満充電までに4時間15分。オプションの360Vウォールボックスからであれば2時間30分を要する。ソケットはゴルフGTE同様、フロント・エンブレムをパカっと開いたところにある。ガソリン・タンクはスタンダードなパサートのそれよりもわずかに後方に設置される。ちょうどバッテリーの後端近く、後席の直下のあたりである。フル充電かつガソリンが満タンの状態であれば、航続可能距離は1001kmというのがフォルクスワーゲンの掲げる数値である。

 
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