フィアット・パンダ4×4

公開 : 2012.09.01 19:50  更新 : 2017.06.01 01:02

フィアットは9月のパリ・モーターショーでパンダの3つのバリエーションを発表する。

最も注目すべきは1982年に発表されたパンダ4×4の第3世代となるモデルだ。フィアットは、この4×4のパフォーマンスについて重要な改善を施したとコメントしている。パーマネント4WDは、2つの電子制御ディファレンシャルによるトルク・オン・デマンド・トランスミッションが採用されている。更に、ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)とELC(エレクトロニック・ロッキング・ディファ連レンシャル)が組み合わせられることによって、オフロード・ツールとしての性能を大幅にアップさせている。

サスペンションは、フロントがマクファーソン、リアがトーション・ビームだ。セミ・トレーリング・アームからリアが変更されたのは、重量を減らし、オフロード・パフォーマンスを上げるのに役立っている。

パンダ4×4には2つのエンジンが用意される。84bhpターボ付きの875ccツインエアと、74bhpの1.3リッター・マルチジェット・ディーゼルだ。ツインエア・エンジンは、前モデルに搭載されていた1.2リッター・ファイア・エンジンよりも40%多いトルクを持つ。ギアボックスは6速マニュアルが組み合わせられる。

インテリアは、グリーンで、オプションでグリーン、ベージュ、オレンジという3色がシートを選ぶことができる。エコ・レザーもキャビンのいたるところに採用されている。

ボディ・カラーは、オプションの特別色としてシチリア・オレンジとトスカーナ・グリーンがパンダ4×4専用として用意される。

その他、パンダ・トレッキングとナチュラル・パワー・モデルもパリ・モーターショーでデビューする。パンダ・トレッキングはFWDモデルではあるが、4×4のルックスを持ち、トラクション+テクノロジーによって低トラクション路面でのパフォーマンスを向上させたモデル。一方、ナチュラル・パワー・モデルは、メタンとガソリン、両方で動くツインエア・エンジンを搭載したモデルだ。

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