ロールス・ロイス、新プラットフォームのテストを開始

公開 : 2016.01.06 22:30  更新 : 2017.06.01 01:40

ロールス・ロイスは、新しいアルミニウム製スペースフレーム・アーキテクチャーのパブリック・テストが開始されようとしていることを明らかにした。

この新しいアーキテクチャーは、世界中の様々な公道でテストされる、とコメントしている。新しいアーキテクチャーを開発していることを明らかにしてから12ヶ月後の出来事だ。

そして、このアーキテクチャーを採用する最初のモデルは、2018年にデビューする予定だ。どのモデルが、その第1号になるかはまだ明らかにされていないが、ラグジュアリーSUVのカリナンがその第1候補であろう。また、次期ファントムもその候補となろう。現行のファントムは、1990年のBMW Z8ロードスターのシャシーに採用されたアルミニウム・スペースフレーム技術を採用したモデルでもある。

また、ゴーストも新しいアーキテクチャーを使用することになる。現行ゴーストは、旧型のBMW 7シリーズのスティール・アルミニウムをベースとしたモデルだ。

新世代のアルミニウム・プラットフォームは、タイヤ・ノイズの減少や、乗り心地の向上、そしてボティ剛性の確保などがされている。また、このアーキテクチャーには、BMWグループの最新のエレクトリカル・アーキテクチャーも採り入れられる。それは、ハイブリッドおよびプラグイン・ハイブリッドにも対応するというもの。

新しいアーキテクチャーを採用する一つの理由として、開発するに充分な利益をここ数年のロールス・ロイスが確保していることだ。ロールス・ロイスは、まだ2015年のセールスの最終結果を報告していないが、2015年度の成績は好調だったようだ。しかし、中国の景気停滞によるダメージが今年は起こりそうだ。従って、アメリカ合衆国が、ブランドにとって最大の市場であることに変わりはない。

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