ナノフローセル・クワンティーノのは今年中に製品化

公開 : 2016.02.04 22:10  更新 : 2017.06.01 01:38

EVメーカーであるナノフローセルは、クワンティーノなるモデルを今年、製品化することを発表した。製品前のテストを好成績でパスしたことが理由だそう。3月のジュネーブ・モーターショーでは、ほとんど製品版に近いモデルを公開するとのことだ。

どうしてこのクルマが注目を集めているかというと、フローセル・テクノロジーによるパワーを受けているからである。このテクノロジーは一度の充電で966kmの走行ができると公表されており、4輪それぞれに電気モーターがつく。電解液は正電荷と負電荷の2種にセパレートし、タンクに充填される仕組みだ。

交換膜によってフロー・セルは半分に分けられる。正電荷が片側を、負電荷がもう一方に流れる。膜を通過する際にイオン交換が行われ、電気が生成される。

2015年にクワンティーノが姿を現した際、低ボルテージ・システムはわずか48Vであったが、200A以上を発生していた。4つのモーターはそれぞれ25kWを生み出し、全体の出力は136ps、最高速度は200km/hをマークすることになる。

しかし2016年のほとんど製品版に近いモデルは48Vのものを使用するそうだ。同社いわく、2015年のデビューから大きく進化しているとのこと。いまはホモロゲーション取得のために全力を注いでいるのだそうだ。


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