VWティグアンの新ファミリー

公開 : 2016.02.05 22:50  更新 : 2017.06.01 01:38

フォルクスワーゲンは “family of new Tiguan models” と題して、2世代目ティグアンを囲む、新しいモデル・ラインナップを公開した。

2007年にデビューした初代ティグアンは、全世界で2600万台を売りあげたヒット作だとフォルクスワーゲンは説明している。

商品開発を率いたヨッヘン・ボェーレーいわく、ティグアンの名を関するモデル展開を3車種まで増やすとのことだ。

昨年のフランクフルト・モーターショーでデビューした、標準ホイールベースのモデルが英国内で販売されるのは今年の5月。

その後2017年中に、7人乗りのロング・ホイールベース・タイプも加わる計画のようだ。さらに2018年にはスタイリングを優先したクーペ・タイプも加わる。

これら3種は、フォルクスワーゲンが制作するMQB A2プラットフォームを使用する。どのモデルも4WDとFFの2種が選べるようになる。

スタンダードなモデルとクーペ・タイプのホイールベースは共通の2681mm。ロング・ホイールベース・タイプは2791mmまで伸ばされる。

「遅からず、すべてのモデルをご紹介できるでしょう。ゆくゆくは ‘ティグアン’ の名を、サブ・ブランドとしても使いたいです」とボェーレー。さらにボェーレーはAUTOCARに対し、ロング・ホイールベース・タイプを中国とメキシコで生産することを教えてくれた。

「クーペの計画はもともとなかったのですが、後からゴー・サインがでました」とのこと。ブランドのチェアマンを務めるハーバート・ディエスがクーペのプロジェクトをプッシュしたそうだ。

Rモデルはスタンダードなティグアンに用意されないとボェーレーは言っていたが、クーペ・タイプの場合は可能性がある、とAUTOCARは報じている。

さらに、クロスブルー・コンセプトのプロダクション版も加わる可能性がある。7シーターで全長は5000mmを超え、テネシー州の都市、チャタヌーガで組み立てられる予定だそうだ。こちらはパサートと同じMQB Bプラットフォームと呼ばれるものを使用し、ヨーロッパではなくアメリカや中国、その他の選ばれた地域で販売されるようだ。


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