1087psのリマック・コンセプト・ワンが生産化へ

公開 : 2016.02.26 21:40  更新 : 2017.06.01 01:37

リマックは、来週のジュネーブ・モーターショーで、1087psを発揮するEVモデル、コンセプト・ワンのプロダクト・バージョンを公開する。

2011年のフランクフルト・モーターショーで発表されたこのモデルだが、とうとう生産化がそこまで来ている。

デリバリーは2013年開始予定だったが、それから年月を要したものの、クロアチアのこのメーカーはとうとう生産化にこぎつけたのだ。なお、これまでに8台の車両がつくられ、すでに6台はオーナーの手にわたったという。

コンセプト・ワンは、1087psのオールエレクトリック・パワートレインを与えられ、永久磁石を備えた4基の油冷モーターが163.1kg-mのトルクを生み出す。これにより、0-100km/h加速タイムはわずか2.6秒。0-200km/h加速は3.6秒で、最高速度は356km/hに達する。

それぞれのモーターにはトランスミッションがマウントされ、リア・アクスル側にはダブルクラッチ式の2速ギアボックス、フロント側にはシングル・スピード・ユニットが搭載される。

また、各タイヤに配分するパワーを制御するために4輪トルクベクタリング機構が用いられる。走行モードは、アンダーステア補正モード、ニュートラル・モード、それにドリフト・モードが備わる。

これ以外にも今回のモデルに、カーボンセラミック・ブレーキシステム、新開発のバッテリーを投入するリマック社は、ケーニグセグ・レゲーラにハイパワー・バッテリーシステムを提供していることでも知られる。

2シーターで構成されるインテリアは、自社内でデザインを行ったものだ。インフォテインメント・システムに関しては、4G LTEインターネットやクラウド接続にも対応するという。

なお、台数限定のこのモデルだが、£675,605(1億600万円)の値札が掲げられている。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像