メルセデス-AMG SL63

公開 : 2016.02.29 23:30  更新 : 2017.05.23 16:35

メルセデスはラグジュアリー・ロードスターに中期のフェイスリフトを施した。進化の度合いを調べると同時に、これまで同様クラスのリーダーでいられるかどうかを調べてみる。

■どんなクルマ?

大きな氷河が形成されるかのごとく長い時間。メルセデス・ベンツSLの開発期間を例える言葉としてうってつけだ。ローンチから4年もの月日が経った今、ようやくフェイスリフトが行われたのである。

フェイスリフトといえども、実際に変わっているところはさほど多くない。これは全体の売上台数が少ないからなのか。潤沢な開発費が投じられたとは想像しにくい。ちなみに英国は全世界で2位のマーケットである。

フェイスリフトのなかでもっとも目立つのはフロント・フェイスだ。初代SLを思わせるグリルがこれまでのモデルとの識別点だ。SL63の場合、鼻先には585psを発揮する5.5ℓV8ツイン・ターボが収まっている。

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